colorpicker コントロールを使用して、3ds Max カラー選択見本をロールアウト上に配置します。ユーザは、カラー見本をクリックして、カラー セレクタダイアログ ボックスを表示できます。このダイアログ ボックスからカラーをドラッグしたり、逆にダイアログ ボックスにカラーをドラッグすることもできます。
構文は次のようになります。
colorpicker <name> [ <caption> ] [color:<color>] [alpha:<boolean>] [fieldWidth:<number>] [height:<number>] [modal:<boolean>] [title:<string>] [toolTip:<string>]
colorpicker
項目の位置合わせの既定値は、#left
です。
例:
rollout change_wirecolor "Object Color Changer" ( colorpicker theColor "Wireframe color:" color:[0,0,255] modal:false on theColor changed new_col do selection.wirecolor = new_col ) createDialog change_wirecolor
この例では、カラー ピッカーが modal 以外に設定されています。つまり、カラー値を変更すると選択されているすべてのオブジェクトのワイヤフレーム カラーが即座にまた相互作用的に変更されます。modal:
を true
に設定すると、ビューポートでフィードバックしたり[OK]ボタンを使って結果を割り当てたりすることなく、カラーを調整することができます。
パラメータ
color:
見本の初期カラーです。既定値は青です。
title:
[カラー セレクタ](Color Selector)ダイアログ ボックスに表示されるタイトルです。既定値は、「選択カラー」です。
fieldWidth:
見本のピクセル単位の幅です。既定値は 40 です。
height:
見本のピクセル単位の高さです。既定値は 16 です。
modal:
既定でカラー ピッカーは、3ds Max にキー ストロークを渡さないようにするモーダルとして宣言されます。キーワード引数 modal:
を false
に設定した場合、カラー ピッカーによりショートカットが使用可能になります。
alpha:
true
に設定した場合、カラー見本をクリックすると alpha のサポートしたカラー ピッカーが表示されます。既定は "" です。false
カラー見本が #point4
の #acolor
パラメータと結びついている場合、このパラメータは自動的に true
に設定されます。3ds Max 6 以降 で使用可能です。
toolTip:
カラーピッカーのツールチップに使用するテキストを提供します。指定しない場合、ツールチップは表示されません。3ds Max 2017 以降で使用可能です。
プロパティ
<colorpicker>.color Color
現在の見本カラー
<colorpicker>.alpha Boolean
true
に設定した場合、カラー見本をクリックすると alpha のサポートしたカラー ピッカーが表示されます。(3ds Max 6 では、作図パラメータとしてのみ利用可能でした。)
イベント
on <colorpicker> changed <arg> do <expr>
この見本に対して開いている[カラー セレクタ](Color Selector)ダイアログ ボックス内の新規のカラーを選択するか、新規のカラーをドロップしたときに呼び出されます。<arg>
引数には新しいカラーが含まれます。