ファイル名の解析

次の関数を使用して、ファイル名パスを解析し、パス、ファイル名、形式(拡張子)などのさまざまな部分を抽出できます。

注: 相対パスが使用されている場合、これらの関数は現在の作業ディレクトリで動作します。前回 3ds Max で実行された操作に応じて、現在のディレクトリが変わることがあります(たとえば、シーン ファイルを開くと、現在のディレクトリはファイルのディレクトリに設定されます)。現在の作業ディレクトリを取得するには、sysInfo.currentdir() を使用します。
filenameFromPath <filename_string>     

完全なファイル名のファイル名と拡張子を返します。ロールアウト パネル内のファイル ボタンのラベル付けに便利です。

getFilenamePath <filename_string>   

完全なファイル名のディレクトリ パスの部分を返します。

getFilenameFile <filename_string>

完全なファイル名のファイル名の部分を返します。

getFilenameType <filename_string>

完全なファイル名のタイプの拡張子の部分を返します。

doesFileExist <filename_string> allowDirectory:<boolean> ignoreCache:<boolean>

ファイルが存在する場合は true、存在しない場合は false を返します。

allowDirectory が true (既定)の場合、<filename_string> にはディレクトリ名を指定できます。

ignoreCache が true として設定されている場合、MissingPathCache で管理されている File Path Not Present Cache 内にファイルのパスが存在するかどうかはテストに反映されません。詳細については、「missingPathCache インタフェース」を参照してください。

doesDirectoryExist <directoryname_string>

ディレクトリが存在する場合は true、存在しない場合は false を返します。

pathIsNetworkPath <file_path>

[ AVG ] 指定されたファイル パスに UNC ネットワーク パス記号(\\device0\)が含まれている場合は true を返し、ローカル パス記号(D:\など、Dはドライブ文字)が含まれている場合は false を返します。

3ds Max 2008 以降で使用可能です。

パスの存在自体は確認せず、単にパスの記号だけをチェックして UNC であるかローカルであるかを判別します。

PathConfig 構造体」のトピックにある pathConfig.isUncPath() も参照してください。

例:

    file="g:\\subdir1\\subdir2\\myImage.jpg"
    filenameFromPath file -- returns: "myImage.jpg"
    getFilenamePath file -- returns: "g:\subdir1\subdir2\"
    getFilenameFile file -- returns: "myImage"
    getFilenameType file -- returns: ".jpg"
    pathIsNetworkPath "c:\\temp\\test.txt" --returns: false
    pathIsNetworkPath "\\\\someserver\\temp\\test.txt" --returns: true