ログ システム

システム グローバル:

<filename>logsystem.getNetLogFileName()

現在のログ ファイル名を返します。

例:

    logsystem.getNetLogFileName()
    "C:\Users\Garfield\AppData\Local\Autodesk\3dsMax\2017 - 64bit\ENU\Network\Max.log"
logsystem.longevity SystemGlobal:longevity default:#size

ログ ファイルの寿命モードを取得/設定します。3ds Max 2017 以降で使用可能です。

この設定は、[カスタマイズ] (Customize) > [基本設定] (Preferences) > [ファイル] (File) > [ログ ファイル メンテナンス](Log File Maintenance)ラジオ ボタンの状態に対応しています。

有効な値は次のとおりです。

logsystem.logDays SystemGlobal:logDays default:30

ログ ファイルのエントリを保持する日数を取得/設定します。[カスタマイズ] (Customize) > [基本設定] (Preferences) > [ファイル] (Files) > [ログ ファイル メンテナンス](Log File Maintenance) > [日数によって管理](Maintain only XX Days)オプションに対応しています。3ds Max 2017 以降で使用可能です。

logsystem.longevity が #days に設定されている場合に使用します。

logsystem.logSize SystemGlobal:logSize default:256

保持するログ ファイルの最大サイズをキロバイトで取得/設定します。[カスタマイズ] (Customize) > [基本設定] (Preferences) > [ファイル] (Files) > [ログ ファイル メンテナンス](Log File Maintenance) > [サイズによって管理](Maintain only XX Kbytes)オプションに対応しています。3ds Max 2017 以降で使用可能です。

logsystem.longevity が既定値モードの #size に設定されている場合に使用します。

メソッド:

logsystem.logEntry <string> [debug:<boolean>] [info:<boolean>] [warning:<boolean>] [error:<boolean>]
logsystem.logEntry <string> <enum>

さまざまなタイプのキーワード パラメータ、または列挙値に応じて、文字列をログ ファイルに出力します。

使用可能な列挙値は #error#warning#info#debug です。3ds Max 2017.1 Update 以降で使用可能です。

既定値は debug:true、info:false、warning:false、error:false です。

このログ ファイルの出力は[基本設定](Preference Settings)ダイアログ内、[ファイル] (Files)タブの設定によってフィルタされます。

例:

    logsystem.logEntry "My Warning Message" warning:true
    logsystem.logEntry "My Warning Message" #warning
<filename>logsystem.logName <filename>

追加ログ ファイルを指定されたファイル名に設定します。このログ ファイルは永続しません。このログ ファイルは、logsystem.getNetLogFileName() (以下)を通してアクセスできる標準ログ ファイルに追加されます。

ログ ファイルが正常に作成された場合、新しいログ名が返されます。

新しいファイルの作成に失敗した場合、現在のログ ファイル名が返されます。

指定したファイル名が既に存在する場合は、内容が上書きされます。

3ds Max 9 以降 で使用可能です。

例:

    logsystem.logName "c:\\extra.log"
    "c:\extra.log"
    logsystem.logName "z:\\extra.log" --Z: does not exist, keeps old log
    "c:\extra.log"
logsystem.setLogLevel debug:<boolean> info:<boolean> warning:<boolean> error:<boolean>
logsystem.setLogLevel <#error | #warning | #info | #debug> <boolean>

指定したロギング レベルをオンまたはオフに設定します。ログ レベルを指定しない場合は、既存の設定が維持されます。 3ds Max 2017.1 Update 以降で使用可能です。

例:

    logsystem.setLogLevel error:true warning:true info:false debug:false
    logsystem.setLogLevel #debug false
<filename>logsystem.getLogLevel <#error | #warning | #info | #debug>

指定したロギング レベルのステータス(オンまたはオフ)を取得します。3ds Max 2017.1 Update 以降で使用可能です。

例:

    errorLoggingEnabled = logsystem.getLogLevel #error
<filename>logsystem.saveState()

ログ システムの基本設定の状態を保存します。通常、logsystem.longevity などのログ システムの設定を変更すると、現在の 3ds Max セッションのみが影響を受けます。 3ds Max 2017 以降で使用可能です。

この関数を呼び出すと、変更がコミットされて 3ds Max セッション間で固定されます。

logsystem.loadState()

以前に保存したログ システムの基本設定を読み込みます。

3ds Max 2020 以降で使用可能です。

logsystem.enabled default:true

このプロパティは、ログ システムが有効かどうかを取得または設定します。false の場合、ログ システムからログ ファイルに保存される出力はありません。

3ds Max 2020 以降で使用可能です。

logsystem.quietMode default:false

エラー ログ抑制モードが有効であるかどうかを取得/設定します。

この変数はブール値で、true に設定すると、レンダラーからのメッセージを表示するダイアログ ボックスが開きません。

false に設定すると、レンダラーからのエラー メッセージを表示するダイアログ ボックスが開きます。

ネットワーク レンダリングの実行中は、対応する内部変数が 3ds Max によって true に設定され、「マップがありません」や「マップ座標がありません」というエラー メッセージが表示されません。

この変数を true に設定すると、レンダラーはエラー メッセージを生成して終了します。

抑制モードが有効に設定されていると、ユーザはレンダラーからのエラー メッセージを確認できません。抑制モードを終了したら、必ず抑制モードを無効にしてください。