次の 3ds Max システム グローバル変数とメソッドを使うと、グローバル レンダリング環境にアクセスできます。

システム グローバル変数
backgroundColorグローバル レンダリング環境([レンダリング] (Rendering)\[環境] (Environment))におけるバックグラウンドのカラーを定義するカラー値を取得/設定します。
backgroundColorControllerグローバル レンダリング環境([レンダリング] (Rendering)\[環境] (Environment))のバックグラウンド カラー コントローラを定義するコントローラ値を取得および設定します。
environmentMapグローバル レンダリング環境([レンダリング] (Rendering)\[環境] (Environment))の環境マップを定義する TextureMap 値を取得/設定します。
useEnvironmentMapグローバル レンダリング環境([レンダリング] (Rendering)\[環境] (Environment))の[マップを使用](Use Map)の値を取得/設定します。[マップを使用](Use Map)がオンの場合は true、オフの場合は false になります。
メソッド:
setBackGround [<time>] ( <point3> | <color> )グローバル レンダリング環境(Rendering > Environment)のバックグラウンド カラーを指定された時間に定義する Point3 またはカラー値を設定します。Point3 値の各コンポーネントは 0 から 255 の範囲に入ります。 時間値を指定しないと、現在の MAXScript 時間が使用されます。
getBackGround [<time>]setBackGround メソッドに対応するメソッドを取得します。時間値を指定しないと、現在の MAXScript 時間が使用されます。
setBackGroundController ( <color_controller> | <point3_controller> )グローバル レンダリング環境(RenderingEnvironment)のバックグラウンド カラー コントローラに指定されたコントローラを割り当てます。
getBackGroundController()グローバル レンダリング環境のバックグラウンド カラー コントローラを返します。
getUseEnvironmentMap()グローバル レンダリング環境を取得します。
setUseEnvironmentMap <boolean>グローバル レンダリング環境マップの使用オプションを設定します。
<boolean> が true の場合、[マップを使用](Use Map)オプションが有効になります。
<boolean> が false の場合、[マップを使用](Use Map)オプションが無効になります。
例:
ambientColor = color 10 10 25environmentMap = bitmapTexture filename:"foo.bmp"
システム グローバル変数
lightTintColorグローバル レンダリング環境([レンダリング] (Rendering)\[環境] (Environment))の[グローバル照明のティント カラー](Global Lighting Tint color)を定義するカラー値を取得/設定します。
lightTintColorControllerグローバル レンダリング環境([レンダリング] (Rendering)\¥[環境] (Environment))の[グローバル照明のティント カラー](Global Lighting Tint color)コントローラを定義するコントローラ値を取得/設定します。
lightLevelグローバル レンダリング環境([レンダリング] (Rendering)\[環境] (Environment))の[グローバル照明のティント レベル](Global Lighting Tint Level)を定義する実数値を取得/設定します。
lightLevelControllerグローバル レンダリング環境([レンダリング] (Rendering)\[環境] (Environment))の[グローバル照明のティント レベル](Global Lighting Tint Level)コントローラを定義するコントローラ値を取得/設定します。
ambientColorグローバル レンダリング環境([レンダリング] (Rendering)\[環境] (Environment))の周囲光カラーを定義するカラー値を取得/設定します。
ambientColorControllerグローバル レンダリング環境([レンダリング] (Rendering)\[環境] (Environment))の周囲光カラー コントローラを定義するコントローラを取得/設定します。
システム グローバル変数:
numAtmosphericsこの 3ds Max システム グローバル変数には、[環境] (Environment)ダイアログの[効果] (Effects)リストに追加される環境効果の数が格納されます。この変数は読み取り専用です。
メソッド:
次の関数を使うと、グローバル レンダリング環境に環境効果のリストを保持することができます。
addAtmospheric <atmos>指定された環境効果を[環境効果](Atmospheric Effects)リストに追加します。
getAtmospheric <index_integer>[環境効果](Atmospheric Effects)リストのインデックスの位置の環境効果を取得します。インデックスは、基数 1 です。
setAtmospheric <index_integer> <atmos>[環境効果](Atmospheric Effects)リストのインデックスの位置の環境効果を指定された環境効果に設定します。[環境](Atmospheric Effects)ダイアログ ボックスを表示中にこのメソッドを呼び出すと、表示中の[環境効果](Atmospheric Effects)リストは更新されません。
deleteAtmospheric <index_integer>[環境効果](Atmospheric Effects)リストのインデックスの位置にある環境効果を削除します。インデックスは基数 1 です。
editAtmosphere <atmos> <node>[環境] (Environment)ダイアログ ボックスを開き、指定された環境効果のロールアウトが[環境効果](Atmospheric Effects)リストに追加されている場合は、そのロールアウトを開きます。指定されたノードが環境効果のギズモの場合は、そのギズモが環境効果のギズモ リストから選択されます。
editAtmospheric <atmos> [ gizmo: <node> ][環境] (Environment)ダイアログ ボックスを開き、指定された環境効果のロールアウトが[環境効果](Atmospheric Effects)リストに追加されている場合は、そのロールアウトを開きます。オプションの gizmo: 引数が指定された場合、指定したノードが環境効果のギズモとなり、環境効果のギズモ リスト内でそのギズモが選択されます。
3ds Max 6 以上で editAtmosphere() または editAtmospheric() を引数なしで呼び出すと[環境] (Environment)ダイアログ ボックスが開きます。