次数とは、カーブやサーフェスの数学的な性質のことで、モデリングに使用可能なスパンあたりの CV (Control Vertices、コントロール頂点)数を制御します。次数は数学的には、正の整数として表されます。次数はカーブやサーフェスの曲がる自由度とみなすことができます。次数 1 のカーブは、エディット ポイントで直線とポリゴン様式で接続しています。次数 2 のカーブには、エディット ポイント間にベンドが 1 つあり、以降、同様です。
Maya は 1、2、3、5 または 7 の次数でカーブを作成することができます。Maya における既定の次数は 3 で、1 つ目のカーブのスパンに対して 4 つの CV があります。カーブの次数 3 はほとんどのモデリング作業で十分な次数です。3D サーフェスを生成して、後で CAD アプリケーションに書き出して工業デザインに使用する場合は、次数 5 または 7 のカーブを使用した方がよいかもしれません。
サーフェスでは、幅と長さに対して異なる次数を割り当てることができます。たとえばサーフェスの幅に次数 3、長さに次数 5 を設定することが可能です。
カーブの次数は、他のソフトウェア パッケージへのデータ転送に影響を与えることがあります。パッケージによっては、次数が 3 よりも高いカーブは受け付けられないこともあります。