UV セットを使用すると、サーフェス メッシュに UV テクスチャ座標の配置を複数作成することができます。UV セットは、オブジェクトで各種テクスチャ用に複数の UV レイアウトが必要な場合に便利です(マルチテクスチャリングとして知られています)。
たとえば、レンガの壁を作成しているときに最上部のスプレー ペイントをレイヤ化したい場合、レイヤ化したテクスチャを使用して、レンガのテクスチャの 1 つとペイントのテクスチャの 1 つを使用することができます。レンガのテクスチャは繰り返し、ペイント テクスチャは繰り返さない場合、それぞれを別の UV レイアウト(UV セット)にします。
シーン内でサーフェスをプリライトすることを計画している場合は(ライト ベイク処理とも言います)、UV セットを使用して、シェーディングおよびライティングのカラー情報を、ポリゴン メッシュのレンダー済みの外観から直接各メッシュの頂点単位のカラー情報に格納します。
マルチテクスチャリングの設定のおもな手順は次のとおりです。
これらのテクスチャは、カラー(Color)や白熱光(Incandescence)のようなさまざまなマテリアル アトリビュートに割り当てるか、レイヤ テクスチャ(Layered Texture)ノードを使用して単一のアトリビュートに割り当てることができます。
以下の例は、レンガの壁のテクスチャリングに使用する UV セットを示します。どちらの例も、UV セットは:
この例では、UV セットはカラー(Color)と透明度(Transparency)という、異なるアトリビュートに接続されています。
この例では、UV セットはレイヤ テクスチャに接続されています。