自動マッピング(Automatic Mapping)機能での投影のロード(Load Projection)オプションを使用してユーザ定義の UV 投影用プレーンを指定すると、UV テクスチャ座標をマッピングすることができます。
投影のロード(Load Projection)オプションは、現在の Maya シーンから指定するポリゴン オブジェクトを使用します。このオブジェクトは、オブジェクトの周りにケージを形成したり、中心で互いにインターセクトする個別のフェースで構成したりすることができます。自動マッピング(Automatic Mapping)投影マニピュレータは、ユーザ定義オブジェクトが投影用に指定されると、更新を行います。
ユーザ定義投影オブジェクトの基準
- ユーザ定義投影オブジェクトとして使用されるオブジェクトには、UV テクスチャ座標を設ける必要があります。
- 投影オブジェクトは、分割されたポリゴン フェースで構成することをお勧めします。つまり、投影オブジェクトとして使用するポリゴン プリミティブは、を使用して、まず個別のメッシュに分割するようにします。NURBS およびサブディビジョン サーフェスは、投影のロード(Load Projection)での使用に有効なサーフェス タイプではありません。「書き出しオプション」 を参照してください。
さらに、以下の情報が役立ちます。
- 投影オブジェクトの UV は、発生する最終的な投影マッピングのシェイプと位置を決定します。
- 投影結果に影響を与えることなく、投影のロード(Load Projection)オブジェクトから任意のフェースをその法線方向に沿って移動することができます。
- 投影のロード(Load Projection)オブジェクトから任意のフェースをスケールまたは回転させると、最終的な UV 投影の方向およびサイズに影響を与えます。この場合、投影マニピュレータは更新を行います。
- 投影オブジェクトに指定することができるポリゴン フェースの最大数は 31 です。
自動マッピング(Automatic Mapping)で使用するユーザ定義ポリゴン オブジェクトをロードするには
- シーン ビューで、UV を投影させたいポリゴン オブジェクトを選択します。
- を選択して、UV エディタ(UV Editor)を開きます。
オブジェクトの既存の UV が、UV エディタ(UV Editor)の 2D ビューに表示されます。
- モデリング(Modeling)メニュー セットから を選択します。
ポリゴン自動マッピング オプション(Polygon Automatic Mapping Options)ウィンドウが表示されます。
- ポリゴン自動マッピング オプション(Polygon Automatic Mapping Options)ウィンドウで投影のロード(Load Projection)オプションをオンにして、次のいずれかを実行します。
- 投影オブジェクトとしてロードしておきたい現在のシーン内のオブジェクトを、投影オブジェクト(Projection Object)フィールドに名前を入力して指定します。
- 投影オブジェクトとしてロードしておきたい現在のシーン内のオブジェクトを選択し、選択項目のロード(Load Selected)をクリックします。投影オブジェクト(Projection Object)フィールドに、このオブジェクトの名前が表示されます。詳細については、上記の「ユーザ定義投影オブジェクトの基準」を参照してください。
- 投影(Project)または適用(Apply)をクリックして、自動マッピング(Automatic Mapping)機能を実行します。
自動マッピング投影マニピュレータが、指定した投影のロード(Load Projection)オブジェクトのプレーンの方向に一致する青の投影プレーンとともに、オブジェクトを中心としてシーン ビューに表示されます。つまり、投影のロード(Load Projection)オブジェクトにさまざまな角度を向いた 8 枚のプレーンがあれば、投影マニピュレータにも同様に表示されます。
注: 一部のインスタンスでは、
投影のロード(Load Projection)オブジェクトによって、自動マッピング投影マニピュレータ上のプレーンが、投影しているオブジェクトからは予想外にずれたり歪んだりして表示される可能性があります。この UV のずれは、
投影のロード(Load Projection)オブジェクトのオリジナルの UV によるもので、投影の精度には影響を与えません。
UV が 0 ~ 1 のテクスチャ空間に収まるように、投影前に投影のロード(Load Projection)オブジェクトの UV をユニット化することができます。これにより、投影マニピュレータはポリゴン オブジェクトのより中心近くに表示されますが、UV はオーバーラップ(Overlap)機能を明示的に指定した場合と同様に投影されるため、期待していた UV マッピング結果が得られるとは限りません。
- 必要に応じてマニピュレータを移動、回転、スケールして、必要とする UV 投影にします。投影した UV は、UV エディタ(UV Editor)に表示されます。シーン ビュー内でマニピュレータを移動させるたびに、UV エディタ(UV Editor)内で更新が行われるのがわかります。