外部インタプリタから Python を使用する

mayapy 以外の外部インタプリタを使用して、Maya に Python を使用することができます。ただし、環境の設定を手動で行い、Maya に付属しているのと同じバージョンの Python を使用していることを確認する必要があります。ご使用の Maya のバージョンに付属している Python のバージョンについては、「オープン ソース コンポーネント ページ」を参照してください。

Python インタプリタの環境を設定するには、Maya の site-packages フォルダのパスを PYTHONPATH 環境変数に追加します。

Windows では、[コントロール パネル]からアクセス可能な環境変数内で PYTHONPATH を設定するか、コマンド プロンプトからこの環境変数を設定することができます。

set PYTHONPATH=%PYTHONPATH%;<path_to_site_packages>

Linux と macOS では、PYTHONPATH を ~/.bashrc ファイルに追加するか、コマンド ラインで設定することができます。

export PYTHONPATH=$PYTHONPATH:<path_to_site_packages>

sys.path.append('<path_to_site_packages>') を呼び出して、インタプリタから site-packages のパスを追加することもできます。

site-packages のパスは、Windows の場合は C:\Program Files\Autodesk\Maya<バージョン番号>\、Linux の場合は/usr/Autodesk/Maya<バージョン番号>、macOS の場合は /Applications/Autodesk/maya<バージョン番号>/Maya.app/Contents/ に対する相対パスとしてリストされています。

プラットフォーム site-packages のパス
Windows <Python のバージョン>\Lib\site-packages
Linux lib/<Python のバージョン>/site-packages
macOS Frameworks/Python.framework/Versions/Current/lib/<Python のバージョン>/site-packages/

Linux の場合は、LD_LIBRARY_PATH フォルダに $MAYA_LOCATION/lib/<Python のバージョン> を追加します。

LD_LIBRARY_PATH を使用する前に、$MAYA_LOCATION が、Maya インストール フォルダ /usr/Autodesk/Maya<バージョン番号> を指すように設定されていることを確認します。MAYA_LOCATION が設定されていない場合は、Maya インストール フォルダのフル パスを使用します。