現在、Autodesk Navisworks には 7 種類のイベント タイプがあります。イベントを追加すると、[プロパティ]ビューにそのイベント タイプのプロパティが表示されます。イベントのプロパティは、イベントを追加した時点で設定することも、後で設定することもできます。
開始を有効
このイベントは、設定を行うプロパティはありません。
タイマを有効
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間隔(秒)
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タイマによるトリガ間の時間の長さを秒単位で定義します。
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規則性
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イベントの頻度を指定します。次の中から選択します。
- 次の後に 1 回:: イベントは 1 回だけ発生します。このオプションは、一定の時間が経過した後に開始されるイベントを作成するために使用します。
- 連続: イベントは、指定した時間間隔で継続的に繰り返されます。このオプションは、たとえば、工場機械の周期的な作業をシミュレートするために使用できます。
キー押下を有効
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キー
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このボックスをクリックした後、イベントにリンクするキーを押します。
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次の場合にトリガ:
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イベントをトリガする方法を定義します。次の中から選択します。
- キー アップ: キーを押して離すと、イベントがトリガされます。
- キー ダウン: キーを押下するとすぐにイベントがトリガされます。
- キー押下: キーが押されている間、イベントがトリガされます。このオプションを使用すると、ブール演算子とともにキー押下イベントを使用できます。たとえば、AND を使用して、このイベントをタイマ イベントに結合できます。
衝突を有効
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衝突する選択セット
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[設定]ボタンをクリックし、コンテキスト メニューを使用して衝突オブジェクトを定義します。
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表示
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これは、衝突オブジェクトとして選択されているジオメトリ オブジェクトの数を表示する読み取り専用ボックスです。
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重力の効果を含める
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このチェック ボックスをオンにすると、衝突に重力を含めることができます。このオプションが使用されている場合は、たとえば、歩いて横切るときに床に触れると、イベントがトリガされます。
ホットスポットを有効
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ホットスポット
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ホットスポットのタイプを定義します。次の中から選択します。
- 球: 空間内の特定の点を原点とした単純な球形です。
- 選択されている球: 選択を囲む球形です。このオプションでは、空間内の特定の点を定義する必要はありません。選択したオブジェクトが移動すると、このホットスポットも移動します。
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次の場合にトリガ:
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イベントをトリガする方法を定義します。次の中から選択します。
- 進入: ホットスポットに入るとイベントがトリガされます。これは、たとえば、扉を開く場合に便利です。
- 退出: ホットスポットの領域を出るとイベントがトリガされます。これは、たとえば、扉を閉じる場合に便利です。
- 範囲: ホットスポットの内側にいるときにイベントがトリガされます。このオプションを使用すると、ブール演算子とともにホットスポット イベントを使用できます。たとえば、AND を使用して、このイベントをタイマ イベントに結合できます。
ホットスポットの種類
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位置
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ホットスポットの位置。選択したホットスポットが[選択されている球]の場合、このプロパティは使用できません。
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ピック
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ホットスポットの位置を選択できます。選択したホットスポットが[選択されている球]の場合は、このボタンは使用できません。[ピック]ボタンをクリックしてから、[シーン ビュー]でホットスポットの位置をクリックします。
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[選択]
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[設定]ボタンをクリックし、コンテキスト メニューを使用してホットスポット オブジェクトを定義します。
注: 選択したホットスポットが[球]の場合は、このボタンは使用できません。
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表示
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これは、ホットスポットにリンクされているジオメトリ オブジェクトの数を表示する読み取り専用ボックスです。選択したホットスポットが[球]の場合、このプロパティは使用できません。
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半径(m)
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ホットスポットの半径。
変数を有効
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変数
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評価する変数の名前。
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値
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使用するオペランド。変数に対してテストする値を入力します。または、他の変数を入力します。入力した変数の値が、条件の変数の値に対してテストされます。
次の規則が適用されます。
- 数字(0、400、5.3 など)を入力すると、値は数値として処理されます。小数点以下の桁がある場合は、ユーザが定義した小数位まで浮動小数点の書式が保持されます。
- ‘testing’ や “hello” のように、単一引用符または二重引用符で囲んで英数字文字列を入力すると、値は文字列として処理されます。
- counter1 や testing のように、単一引用符または二重引用符で囲まずに英数字文字列を入力すると、値は別の変数として処理されます。その変数が前に使用されたことがない場合は、変数には数値 0 が割り当てられます。
- 引用符を付けずに true または false という単語を入力すると、値はブール(true は 1、false は 0)として処理されます。
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評価
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変数の比較に使用される演算子。次のいずれかの演算子を、数値やブール値とともに使用できます。ただし、文字列の比較に使用できるのは、“等しい” と “等しくない” の演算子のみです。
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等しい
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等しくない
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より大きい
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より小さい
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以上
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以下
アニメーションを有効
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アニメーション
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イベントをトリガするアニメーションを選択します。Autodesk Navisworks ファイル内にオブジェクト アニメーションがない場合、このプロパティは使用できません。
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次の場合にトリガ:
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イベントをトリガする方法を定義します。次の中から選択します。
- 開始: アニメーションの開始時にイベントがトリガされます。
- 終了: アニメーションの終了時にイベントがトリガされます。これは複数のアニメーションを連結する場合に便利です。