BIM 360 で指摘事項を使用する

Navisworks の .nwd モデルで BIM 360 の指摘事項の表示、作成、および対応を行うことができます。
注: このモデルは、BIM 360 Document Management モジュールプロジェクト ファイル フォルダに保存する必要があります。

指摘事項は、チームがモデルを使用し、懸念事項や改善点を特定して情報交換するために使用します。Navisworks または BIM 360 で指摘事項を作成し、2 つのプログラム間で指摘事項のデータを同期することにより、チーム全体でコラボレーションを効率化することができます。

注: BIM 360 Project Admin モジュールでは、プロジェクト管理者は、指摘事項のタイプとサブタイプ、およびカスタム属性を作成できるほか、指摘事項の権限をコントロールすることもできます。詳細については、BIM 360 ヘルプの「指摘事項」のトピックを参照してください。

BIM 360 にサイン インする

まだサインインしていない場合に、[コーディネーション]タブのオプションをクリックするか、Desktop Connector を介して BIM 360 からモデルを開こうとすると、Autodesk ID を使用して Autodesk Account にサインインするよう求められます。プロジェクト メンバーである場合、これにより、BIM 360 プロジェクトに自動的にアクセスできます。

注: モデル コーディネーション ワークフローを使用して BIM 360 データにアクセスする操作は、Navisworks 2020 以降でのみサポートされています。Navisworks 2019 では、Desktop Connector を介して BIM 360 モデルを開いて指摘事項に対処することができます。

BIM 360 モデルを開く

Desktop Connector

  1. [アプリケーション]ボタン [開く] [開く]をクリックします。
  2. Windows エクスプローラで、Desktop Connector for BIM 360 にナビゲートします。
    注: Desktop Connector の最新バージョンに更新することをお勧めします。
  3. BIM 360 アカウントを選択し、[開く]をクリックします。
  4. プロジェクトを選択し、[開く]をクリックします。
  5. プロジェクト ファイル フォルダにナビゲートしてモデルを特定し、[開く]をクリックします。
    注: 現在サポートされているのは .nwd モデルのみです。

Model Coordination

  1. [コーディネーション]タブ [コーディネーション]パネル [モデルを開く]の順にクリックします。
  2. ドロップダウン リストで BIM 360 のアカウントを選択します。
  3. プロジェクトをクリックし、ドロップダウン リストからコーディネーション スペースを選択します。
  4. 検索ボックスを使用してモデルまたはビューを検索し、[すべて開く]をクリックします。
    注: 現在サポートされているのは .nwd モデルのみです。

指摘事項を表示する

  1. [コーディネーション]タブ [指摘事項]パネル [指摘事項を管理する]の順にクリックして、BIM 360 の[指摘事項]パネルを開きます。

    指摘事項はモデル上に押しピンとして表示され、パネルに一覧表示されます。

    ヒント: パネルの[更新]をクリックして、指摘事項データに対する変更をロードし、BIM 360 と Navisworks を同期します。
  2. フィルタを適用して指摘事項のサブセットを表示するには、パネルの[フィルタ]ドロップダウン リストから 1 つまたは複数のフィルタ条件を選択します。
    ヒント: タイプ、ステータス、場所、割り当て先、期日、根本原因、指摘事項の作成者、作成日で指摘事項をフィルタすることができます。
  3. 指摘事項のリストの順序を並べ替えるには、[並べ替え]ドロップダウン リストを使用します。
    ヒント: 指摘事項は、タイトル(A ~ Z または Z ~ A)、ステータス(下書きから完了、または完了から下書き)、ID (昇順または降順)、および期日(古い順または新しい順)で並べ替えることができます。
  4. パネルから指摘事項を選択するか、モデル上の押しピンをクリックします。

    モデルの指摘事項に合わせてビューがズームし、パネルに指摘事項の詳細、添付ファイル、およびアクティビティが表示されます。

指摘事項に応答する、または指摘事項を編集する

  1. BIM 360 の[指摘事項]パネルで、上記の手順に従って指摘事項を開きます。

  2. 指摘事項のステータスを変更するには、[ステータス]ドロップダウンを使用します。
    注: 指摘事項を[完了]に設定できるのは、指摘事項の作成者、所有者、および BIM 360 プロジェクト管理者のみです。
  3. [詳細]タブを使用して、割り当て先や期日など、指摘事項のさまざまな詳細を編集します。
  4. ドキュメントと写真を[添付ファイル]タブにドラッグして、指摘事項に添付します。
  5. [アクティビティ]タブを使用して、指摘事項に関するコメントを入力します。
    注: コメント内でプロジェクト メンバーをメンションするには、@ を使用します。
  6. パネルの[更新]をクリックして、指摘事項の編集内容を BIM 360 と Navisworks 間で同期します。
  7. 指摘事項リストに戻るには、矢印をクリックします。

問題の作成

  1. BIM 360 の[指摘事項]パネルで[指摘事項を作成]をクリックします。
  2. 指摘事項の押しピンを配置するモデル上の位置をクリックします。
  3. 指摘事項のタイプおよびステータスを指定し、タイトルを入力します。
    ヒント: 既定では、新しく作成した指摘事項のステータスは[未完了]に設定されます。 指摘事項を保存する前に指摘事項のステータスを[下書き]に設定し、指摘事項を割り当てる準備ができたら[未完了]に設定することができます。[下書き]ステータスの指摘事項を表示できるのは、指摘事項の作成者、所有者、および BIM 360 プロジェクト管理者のみです。
  4. 必要に応じて、割り当て先を指定し、期日、場所、場所の詳細、所有者、根本原因を選択し、説明を追加して、コストの影響を選択することができます。選択した指摘事項のタイプによっては、他のフィールドが表示される場合があります。
    注: 指摘事項はユーザ、役割、会社に割り当てることができます。割り当て先には、指摘事項へのリンクを含む電子メール通知が送信されます。場所は、BIM 360 プロジェクト管理者がプロジェクトに追加します。詳細については、BIM 360 ヘルプを参照してください。
  5. [作成]をクリックします。

    新しい指摘事項がパネルに表示されます。指摘事項をクリックして開き、詳細を表示します。

  6. パネルの[更新]をクリックして、新しい指摘事項を Navisworks と BIM 360 間で同期します。
  7. 新しい指摘事項は、BIM 360 で表示および編集できます。

    BIM 360 で行った変更は、Navisworks に反映されます。

指摘事項をエクスポートする

モデルの指摘事項の完全なリストを CSV としてエクスポートし、オフラインでレビューすることができます。

  1. BIM 360 の[指摘事項]パネルで [CSV レポート]をクリックします。
  2. ファイルの保存先を指定し、[保存]をクリックします。