イベントを使用する

イベントは、マウスのクリック、キー押下、衝突などの出来事や状況が発生することを意味し、それによってスクリプトが実行されるかどうかが決定されます。

スクリプト内には、1 つ以上のイベントを含めることができます。ただし、スクリプト内のすべてのイベント条件の組み合わせ方が非常に重要となります。括弧が適切に閉じられているかなど、ブール論理に矛盾がないことを確認する必要があります。

注: スクリプトに含まれるすべてのイベント条件の組み合わせが満たされるまで、スクリプトは実行されません。

イベントの種類

Autodesk Navisworks では、次のイベントの種類を使用できます。

  • 開始を有効: スクリプトが有効になるとすぐにスクリプトをトリガします。ファイルがロードされたときにスクリプトが有効になる場合は、ファイル内のすべての開始イベントがすぐにトリガされます。これは、変数に初期値を渡したり、定義済みの開始点までカメラを移動するなど、スクリプトの初期条件を設定する場合に便利です。
  • タイマを有効: 定義済みの時間間隔でスクリプトをトリガします。
  • キー押下を有効: キーボードの特定のボタンによってスクリプトをトリガするイベントです。
  • 衝突を有効: カメラが特定のオブジェクトと衝突したときにスクリプトをトリガするイベントです。
  • ホットスポットを有効: カメラがホットスポットの特定の範囲内にあるときにスクリプトをトリガするイベントです。
  • 変数を有効: 変数が定義済みの条件を満たしたときにスクリプトをトリガするイベントです。
  • アニメーションを有効: 特定のアニメーションの開始時または停止時にスクリプトをトリガするイベントです。

イベントの条件

イベントは、簡単なブール論理と組み合わせることができます。イベントの条件を作成するには、括弧と AND/OR 演算子を組み合わせて使用します。

括弧と論理演算子を追加するには、イベントを右クリックし、コンテキスト メニューからオプションを選択します。または、[イベント]ビューで対応するフィールドをクリックし、ドロップダウン リストを使用して目的のオプションを選択することもできます。

注: スクリプトに複数のイベントが含まれている場合は、既定の AND 演算子が使用されます。つまり、すべてのイベントが発生した場合にのみスクリプトが実行されます。