オブジェクトをアニメートする

Autodesk Navisworks 2022 では、モデルをアニメートして操作することができます。たとえば、ある現場でクレーンを移動する方法をアニメートしたり、自動車の組み立てや分解の方法などをアニメートすることができます。マウスを数回クリックすると、アニメーションを "キー押下を有効" や "衝突を有効" などの特定のイベントにリンクするインタラクティブ スクリプトも作成できます。たとえばユーザがキーボードのキーを押すとコンベア ベルトが動いたり、モデル内で扉に近づくと扉が開くようにすることができます。

対象範囲

Autodesk Navisworks 2022 は、次のようなオブジェクト アニメーションとオブジェクト操作の両方をサポートしています。

  • キーフレーム間の線形補間を適用したキーフレームによって指定されたアニメーション(ビューポイントアニメーションと同様のアニメーション)。
  • カメラ、断面、オブジェクト アニメーション。
  • 個々に開始され、独立して移動する複数のオブジェクト。
  • 同じシーン内にある同一オブジェクトによる複数のアニメーション(例: クレーンの移動後にアームを上昇させる動作)。
  • 簡単なスクリプト(例: 指定した扉の開閉)。
  • タスクの開始時に独立したアニメーションをトリガする TimeLiner にリンクする。
  • アニメーション内の特定の点まで異なる TimeLiner タスク再生が行われる TimeLiner にリンクする(例: 現場内のすべての地点間でクレーンを動かすアニメーションを 1 つ用意し、現在の地点から目的の地点まで移動させるアニメーションを任意のタスクによってトリガする)。
  • アニメートしたオブジェクト同士のクラッシュや、アニメートしたオブジェクトと静的なオブジェクトのクラッシュを、アニメーションを通じて特定のステップを踏んでクラッシュ テストを実行する Clash Detective にリンクする。Clash Detective 機能を使用できるのは、Autodesk Navisworks Manage ユーザのみです。

以下は、現在サポートされていません。

  • スプラインやパスなど、オブジェクト以外のものによって指定されたアニメーション。
  • ライトのアニメーション。
  • オブジェクト全体を移動してから、オブジェクトの一部を移動する独立したトリガを作成する(例: クレーン全体を動かして、任意の地点でアームの移動をトリガするボタンを作成する)。
  • 扉ごとに別個のスクリプトとアニメーションを作成しないで複数の扉を開閉する。スクリプトでの切り取りと貼り付けの機能は現在利用できません。
  • 相互に依存する TimeLiner タスク トリガ アニメーションがある TimeLiner にリンクする(例: あるタスクでクレーンを特定の地点まで動かし、別のタスクでクレーンのアームを動かす)。
  • アニメーションの再生を開始し、移動するオブジェクトが最初に何かにぶつかったときにアニメーションが停止するようなリアルタイムの衝突チェック。