[選択]タブ

[選択]タブでは、すべてのモデルをそれ自体に対してテストするのではなく、項目を一組ずつテストしてクラッシュ テストを定義します。このタブでは、[テスト]パネルで選択しているクラッシュのパラメータを設定します。
注: タブの最上部に、現在選択されているクラッシュ テストのサマリが表示されます。展開ボタンをクリックすると、[テスト]パネルをいつでも表示することができます。クラッシュ テストがセット アップ時点から何らかの形で変更されている場合(オプション設定が変更されたり、モデルの最新バージョンがロードされた場合など)、最新のモデルまたは設定が結果に反映されていない可能性があり、警告 が表示されます。テストを再実行するには、このアイコン上を右クリックします。
注: 非表示項目はクラッシュ テストの対象外です。
ヒント: すべてのテストを実行するには、[テスト]パネルの[すべてを更新]ボタンをクリックします。

[選択 A]ペインと[選択 B]ペイン

これらのペインには、クラッシュ テストで互いにテストされる 2 つの項目のセットのツリー ビューがあります。各ペインで項目を選択する必要があります。

各ペインの上部には、[選択ツリー]ウィンドウの現在の状態を複製するドロップダウン リストがあります。ドロップダウン リストからオプションを指定して、クラッシュ テスト用の項目を選択できます。

  • 標準: すべてのインスタンスを含む、既定のツリー階層を表示します。
  • コンパクト: ツリー階層の簡易版が表示されます。
  • プロパティ: 項目のプロパティに基づいた階層が表示されます。
  • セット: [セット]ウィンドウと同じ項目が表示されます。

選択セットと検索セットを使用すると、クラッシュ テストを素早く効果的に行うことができ、簡単に繰り返すことができます。どのオブジェクトの組に対してクラッシュ テストを行う必要があるかを十分に考慮し、それに応じて選択セットと検索セットを作成してください。

ボタン

[ジオメトリ タイプ]ボタン: クラッシュ テストには、選択された項目のサーフェス、線分、および点のクラッシュを含めることができます。

: 項目のサーフェスのクラッシュをテストします。これが既定のオプションです。

: 中心線のある項目(パイプなど)のクラッシュをテストします。

: (レーザー)点のクラッシュをテストします。

[自己交差]ボタン : ペインで選択されているジオメトリを、他のペインで選択されているジオメトリに対してテストするだけでなく、自身に対してもテストする場合にクリックします。

[現在の選択を使用]ボタン: クラッシュ テストを行うジオメトリを、[シーン ビュー]ウィンドウおよび[選択ツリー]ドッキング可能ウィンドウで直接選択できます。必要な項目を選択したら(複数のオブジェクトを選択するには、[Ctrl]を押したまま選択します)、目的のペインの下にある[現在の選択を使用]ボタンをクリックして、対応するクラッシュ セットを作成します。

[シーンで選択]ボタン: [シーン ビュー]および[選択ツリー]ドッキング可能ウィンドウのフォーカスを、[選択]タブの[選択]ペインの現在の選択と同じに設定するには、[シーンで選択]ボタンをクリックします。

コンテキスト メニュー

ペインまたはペインを右クリックすると、コンテキスト メニューが開きます。

現在の選択をインポート: [現在の選択を使用]ボタンをクリックする場合と同じ効果があります。

選択: [シーン ビュー]内の項目を選択します。

[設定]

タイプ

クラッシュの種類を選択します。クラッシュには次の 4 種類があります。

  • ハード: 2 つのオブジェクトが実際に交差します。
  • ハード(慎重調査): 2 つのオブジェクトは、ジオメトリ三角形が交差しなくても、交差するものと見なされます。
  • クリアランス: 2 つのオブジェクトは、互いに指定された距離以内である場合に交差するものと見なされます。このクラッシュの種類を選択すると、ハード クラッシュもすべて検出されます。

    たとえば、パイプの周囲に絶縁のための空間が必要な場合、この種類のクラッシュを使用します。

  • 重複: 2 つのオブジェクトの種類と位置が同一である場合のみ、交差するものと見なされます。

    この種類のクラッシュ テストは、モデル全体をそれ自体に対してクラッシュする場合に使用できます。これにより、間違って重複してシーンに含まれている項目を検出することができます。

許容差:

報告されるクラッシュの深刻度をコントロールし、現場で修正可能と見なされる無視可能なクラッシュを除外できるようにします。入力した許容差の値は、表示単位 に自動的に変換されます。たとえば、表示単位がメートルの場合、0.15 m に自動的に変換されます。

リンク:

クラッシュ テストをTimeLiner スケジュールまたはオブジェクト アニメーション シーンにリンクします。

ステップ:

シミュレーション シーケンスでクラッシュを探すときに使用する[間隔のサイズ]をコントロールします。このオプションは、[リンク]ドロップダウン メニューで選択を行うと使用可能になります。

オブジェクト クラッシュを合成:
同じ合成オブジェクトまたは合成オブジェクトのペアで見つかる結果を含めるには、このチェック ボックスをオンにします。合成オブジェクトは、[選択ツリー]で 1 つのオブジェクトとみなされる一連のジオメトリです。たとえば、窓オブジェクトは窓枠と窓ガラスで構成され、空洞壁は複数の層で構成される場合があります。
テストを実行:

選択されたクラッシュ テストを実行します。