データ管理

AutoCAD Plant 3D toolset は、SQL データベースを使用して非グラフィック データを管理します。Plant 3D と一緒に提供される既定の SQL データベースは、SQLite です。Plant 3D には、Plant3D プロジェクトのデータの管理に必要なものがすべて用意されています。SQLite を使用するには、データベースの専門家である必要はなく、SQL データベースを理解する必要もありません。SQLite は、小さなプロジェクトでデータを管理するための簡単で効果的なソリューションです。エンタープライズ データベースは、必要でも好ましくもありません。このため小企業では、プロジェクトに SQLite を使用し、Plant 3D データ マネージャをプロジェクトおよび図面データの効果的なインタフェースとすることができます。

エンタープライズ データベースに大量のデータが格納されている大規模な組織では、Plant 3D が SQL Server をサポートします。Plant 3D には SQL Express が内蔵されているため、SQLite を使用するか、企業のデータベースに接続するかを選択することができます。

どのような場合に SQLite を使用し、どのような場合に SQL サーバを使用すべきですか?これは、回答するのが難しい質問で、プロジェクト データベースに何人のユーザがアクセスする必要があるかよりも、データの使用法によって異なります。既に企業のデータベースを使用しており、Plant 3D のデータを他のデータベース アプリケーションで共有する必要がある場合は、SQL サーバというのが最終的に正しい解答となります。プロジェクトのユーザが各地に分散している場合は、SQL サーバが最適なソリューションになることがあります。この場合、分散したデータベースまたはデータの集中化をデータベース サーバが管理することになります。

SQLite を使用するか SQL サーバを使用するかに関係なく、データ マネージャを使用することにより、CAD ユーザ以外のユーザがデータを操作できるように Excel スプレッドシートにデータを書き出すことができます。