スケマティック ラインは、プログラムでは 2 つの方法で表現されます。ライン(下水ラインや熱水パイプなど)の概念的な表現(またはタイプ)であるライン グループと、実在する購入可能なパイプであるライン セグメントです。
ライン セグメントは、別のライン セグメントにリンクできます。ラインがリンクされている場合、そのラインはリンク先のラインのタグ情報を継承します。1 つのグループに属しているラインを別のグループのラインにリンクすると、そのラインは元のグループを離れて、新しいグループに加えられます。
図面にラインを追加するたびに、ライン グループを継続するのか、新しいライン グループを開始するのか、ラインを別のライン セグメントにリンクするのかの選択を求められます。
次の図は、これら 3 つの選択の重要な相違点の説明です。
プロンプト | アクション | 結果とタグ | データ マネージャ |
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スケマティック ライン グループを延長 | 新しいライン セグメントが追加される、既存のライン グループの選択を求められます。 | 新しいライン セグメントは、選択されたライン グループのタグを継承します。 |
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スケマティック ライン グループを新規作成 | 新しいライン セグメントは、新たに作成されるグループの一部になります。 | 新しいグループが作成され、新しいライン セグメントのタグは空白です。 |
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スケマティック ライン セグメントをリンク | 新しいライン セグメントがリンクされる、既存のライン セグメントの選択を求められます。 | 新しいライン セグメントに次の動作が行われます。
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グループのセグメントは、そのグループからプロパティを継承します。既定では、配管セグメントのタグは、配管グループからサービスとライン番号を取得します。配管セグメントとグループの一意性は、配管グループのタグによってコントロールされます。
slregoup を使用して、未割り当てのラインを既存のライン番号(ライン グループ タグ値)に設定することができます。
上図では、未割り当て(?)でライン番号 101 のラインが選択されています。
[ライン グループを選択]ダイアログ ボックスを使用して、選択した(未割り当ての)ラインを 101 に指定します。
選択した未割り当てのライン番号は現在ライン グループ 101 にあり、ライン セグメント タグを設定します。
slregoup を追加することにより、[タグを割り当て]ダイアログ ボックスで既存のライン グループ タグを指定することはできなくなりました。これにより、既存のライン グループを誤って結合(および修正)してしまうことがなくなりました。
詳細は、「概要 - P&ID ライン(スケマティック ライン)のグループ化」を参照してください。
タグはグループを識別するため、2 つの異なるスケマティック ライン グループが同じタグを有することはできません。これにより、ライン セグメントに既存のライン番号が割り当てられるのを防ぐことができます。
既存のタグの割り当て操作が中止できない場合は、疑問符(?)がタグに一時的に追加されます。後で assigntag コマンドまたは[データ マネージャ]を使用して、これを解決することができます。
slgroupedit コマンドを使用すると、既存のラインにラインを追加することができます。既定のタグ形式が使用されている場合、グループに追加されたすべてのラインに同じライン番号が割り当てられます。
配管グループまたはライン セグメントのタグ形式を修正するには、[プロジェクト セットアップ]を使用します。