概要 - 構造の表示

構造オブジェクトの構造モデル表現を設定できます。

構造部材設定の主な設定項目は、形状、形式、および方向です。新しい構造部材を作成すると、現在の部材設定のプロパティが継承されます。たとえば、現在の部材設定で、規格が ANSI、形状のタイプが配管(形状 ASTM)、形式が 2" に設定されている場合、それらの設定が、新しく作成するすべての構造部材に既定で適用されます。

部材設定は、新しい構造部材の既定値です。これらの設定は、必要に応じて変更することができます。

構造部材は個別に編集することができます。たとえば、プロパティがほとんど同じで形式が少しずつ異なる複数の構造部材が必要であるとします。この場合、部材設定を指定して構造部材を作成し、必要に応じて、個々の部材を編集して形式を変更することができます。

選択した構造モデル表現は、図面内のすべての構造オブジェクトに適用されます。挿入点の選択や距離の測定などに応じて、それらを簡単に行えるように構造オブジェクトの表示方法を変更することができます。

次の一覧に、各種のモデルを設定した場合に作図領域で構造部材がどのように表示されるかを示します。この一覧の後のモデルほど、複雑で詳細なモデルを示しています。

モデル名 表示画面 説明
ライン モデル
部材の作成など、あまり細かくない作業に適したモデルです。ライン モデルでは、オブジェクトが線分で表現され、新しいオブジェクトの挿入点を簡単に選択できます。
シンボル モデル
大規模なプロジェクトに対して少量の変更や追加を行う場合に適したモデルです。
アウトライン モデル
出力ファイルや距離の測定に適したモデルです。このモデル表現は、挿入点が分かりにくいため、オブジェクトを作成するときにはお勧めしません。
シェイプ モデル
このモデルでは、オブジェクトが元の寸法で表示されます。