LEED sDA+ASE シミュレーション(年間シミュレーション)

sDA と ASE の結果を使用して、照明解析を作成します。

LEED v4 EQc7 オプション 1 で照明解析を実行できます。このクレジットには、1 時間の時間ステップで 1 年間のシミュレーションが必要です。この解析を実行するには、照明解析ワークフローの手順に従います。環境と照度の設定は、LEED の仕様に従って事前に設定されます。

しきい値情報

設計を LEED ポイント、sDA、ASE に適合させるためには、2 つのしきい値を満たす必要があります。

sDA しきい値は、3650 年間時間の内のあるパーセンテージの時間にわたり、300 ルクスを超える照度となる床面積のパーセンテージです。LEED ポイントは、このしきい値を満たす床面積が、建物の総面積の 55%、75%、または 90% である場合に取得されます。

ASE しきい値は、3650 年間時間の内の 250 時間超にわたり、1000 ルクスを超える照度となる床面積のパーセンテージです。ASE が 20% 未満の部屋の面積のみで、LEED ポイントを取得することができます。

ASE 値が大きすぎると、部屋に直射日光が当たる時間が長すぎるので、全体的な居住者の快適性が妨げられることがあります。設計の変更を検討し、別の解析を実行して効果を確認します。

建物全体の LEED ポイントの考慮に影響すると見なされるエリアについては、両方の指標の条件を満たす必要があります。

sDA と ASE のシミュレーションは、単一の時点の場合よりも負荷が高いため、単一の時点の解析よりもクラウド クレジットの消費が増え、時間もかかります。解析に必要なクラウド クレジット数を確認するには、解析用にモデルを送信する前に[価格を確認]を選択します。LEED v4 EQc7 オプション 1 の解析を使用する代わりに、デイライト オートノミー(sDA プレビュー)解析タイプを使用することもできます。この解析では、完全な LEED v4 EQc7 オプション 1 の解析に使用される 3650 時間のサンプリングを使用します。デイライト オートノミー(sDA プレビュー)を使用すると、実行時間が短くなり、クラウド クレジットの消費が減ります。結果は、完全な LEED v4 EQc7 オプション 1 の解析の結果と一致します。

注: LEED v4 EQc7 オプション 1 (sDA+ASE)とデイライト オートノミー(sDA プレビュー)のどちらの解析タイプでも、解析前にモデル内に部屋を配置する必要があります。