要素を借用する

ワークセットから要素を借用すると、[ワークセット]ダイアログ内に、自分の名前が借用者として表示されます。この名前は、プロパティ パレットの[編集者]パラメータにも表示されます。

要素を借用する最もシンプルな手段は、その要素を変更することです。要素が所属するワークセットが他のユーザによって所有されていない場合には、自動的に自分が要素の借用者となり、変更を行うことができます。

要素を借用するには、次の手順に従います。

  1. あなたが編集することを認められていない要素を選択します。ステータス バーで、[編集可能のみ]オプションが選択されていないことを確認してください。

    あなたが編集不可能となっている要素には、これらを作図領域で選択すると[要素を編集可能にする]アイコンが表示されます

  2. 作図領域で、 (要素を編集可能にする)をクリックするか、要素を右クリックして[要素を編集可能にする]をクリックします。

    要素を編集しているユーザがいない場合は、開かれる要素はあなたが編集可能です。

    他のチーム メンバーが要素を編集中か、要素の属するワークセットの所有権を持っている場合には、そのチーム メンバー(オーナ)がその要素を中央ファイルに再保存するか、要素を放棄して、その要素の最新版を再ロードするまでは編集できないことを示すメッセージが表示されます。

    注: 他のチーム メンバーが編集中の要素を変更しようとすると、同じメッセージが表示されますが、その要素を借用する要求を行うことはできます。
  3. [エラー]ダイアログで、[要求を発信]をクリックします。

    [発信済みの編集要求]ダイアログが表示されます。

  4. オーナが要求に関する自動通知を受信します。
    注: このオーナが中央モデルと同期して要素を放棄すると、要求は自動的に許可されます。
  5. この要請が承認されたかどうかを確認できるように、[発信済みの編集要求]ダイアログを開いたままにすることができます。または、[閉じる]をクリックしてダイアログを閉じ、作業を続行することができます。要素を編集しようとするときに、エラー ダイアログの[キャンセル]をクリックすると、編集をキャンセルできます。

    ファイルに何も変更を加えず、保存もしないで閉じた場合は、ローカル ファイルを再度開くときに承認または否認の通知はされません。通知を受け取るには、閉じる前にファイルを保存します。

    注: [発信済みの編集要求]ダイアログを閉じても要求はキャンセルされません。要求が承認または否認が行われると、通知メッセージを受信します。要求の状態を確認するには、ステータス バーで (編集要求)をクリックするか、[コラボレート]タブ [同期]パネル (編集要求) をクリックして[編集要求]ダイアログを開きます。

既定では、中央モデルと同期するときには借用した要素が放棄されます。[中央モデルと同期]ダイアログの[借用要素]を選択解除すると、借用した要素を保持することができます。