ファミリのサブカテゴリを作成する

ファミリのさまざまなジオメトリ コンポーネントの表示をコントロールするには、サブカテゴリを作成します。

ファミリを作成する際、ファミリがプロジェクトにロードされるときに、テンプレートによって、ファミリの既定の表示(ファミリ ジオメトリの線の太さ、線の色、線種パターン、およびマテリアル割り当て)を設定するカテゴリが割り当てられます。異なる線の太さ、線の色、線種パターン、そしてファミリのさまざまなジオメトリ コンポーネントへのマテリアル割り当てを行うには、カテゴリ内にサブカテゴリを作成する必要があります。その後、ファミリ ジオメトリを作成するときに、適切なコンポーネントをサブカテゴリに割り当てます。

たとえば、窓ファミリであれば、フレーム、サッシ、マリオンを 1 つのサブカテゴリに割り当て、ガラスは別のサブカテゴリに割り当てることができます。このように、さまざまなマテリアル(木材やガラス)を各サブカテゴリに割り当てて、次のような効果を得ることができます。

衛生器具ファミリでは、シンクをあるサブカテゴリに割り当て、取付器具を別のサブカテゴリに割り当てることができます。その後、各サブカテゴリに異なるマテリアルを割り当てることができます。

Revit では、いくつかの設定済みサブカテゴリがさまざまなファミリのカテゴリ用に用意されています。それ以外のファミリにはサブカテゴリがないので、独自のサブカテゴリを設定することができます。ファミリのカテゴリとサブカテゴリのリストは、[オブジェクト スタイル]ダイアログに一覧されています。このダイアログには、各カテゴリとサブカテゴリに割り当てられている線の太さ、線の色、線種パターン、およびマテリアルも表示されます。

ヒント: ファミリには製図パターンを適用することができます。ファミリに適用するサブカテゴリを作成して設定を行う場合、そのサブカテゴリのサーフェスおよび切断面パターン マテリアルに製図パターンを指定できます。ファミリにモデル パターンを適用することはできません。製図パターンを設定できるのは、円柱または平らな面のみです。
  1. ファミリを開き、[管理]タブ [設定]パネル (オブジェクト スタイル)をクリックします。
  2. [オブジェクト スタイル]ダイアログの[モデル オブジェクト]タブで、[カテゴリ]の下でファミリ カテゴリを選択します。
  3. [サブカテゴリを修正]で[新規作成]をクリックします。
  4. [サブカテゴリを新規作成]ダイアログの[名前]に、新しい名前を入力します。

    Revit[次のサブカテゴリ]リストでは適切なカテゴリが自動的に選択されます。

  5. [OK]をクリックします。

    サブカテゴリはすぐに作成してファミリ ジオメトリに割り当てるものではありませんが、線の太さ、線の色、線種パターン、およびマテリアルをサブカテゴリに対して指定することができます。

  6. 線の太さ、線の色、線種パターン、およびマテリアルの値を指定します。
    • [線の太さ]の[投影]と[切り取り]フィールドをクリックし、リストから値を選択します。
    • [線の色]フィールドのボタンをクリックし、[カラー]ダイアログから色を選択します。必要な場合は独自の色を設定してください。
    • [線種パターン]フィールド内をクリックし、リストから線種パターンを選択します。必要であれば、新しい線種パターンを設定します。
    • [マテリアル]フィールドをクリックし、マテリアル、切断面パターン、サーフェス パターン、またはレンダリング表現を指定します。
  7. サブカテゴリを追加設定するには、手順 3~6 を繰り返してください。
  8. 注: 検索バーを使用して、既存のカテゴリを検索します。

  9. [OK]をクリックします。