ネストおよび共有されたコンポーネントを持つファミリを作成するには、ファミリを共有した後でそれらのファミリをホスト ファミリへネストします。ホスト ファミリは、共有ファミリである必要はありません。
共有コンポーネントのネストされたファミリを作成する場合、最初にホスト ファミリをどのカテゴリにするかを決定する必要があります。こうした決定は、次の例で記すように、タグ付け、集計、ODBC 情報など、下流の作業を配慮したものです。
連動窓のユニットが、ネストされた共有ファミリとして作成されています。この場合、中央の大きな固定窓がホスト ファミリとして使用され、その中に 2 つのサイド窓が共有ファミリとしてネストされました。ファミリは Gang_Fixed Host.rfa として保存されています。
ネストされた窓
上に示す連動ユニットがプロジェクトにロードされ、タグ付けされ、集計されると、結果は次のようになります。
プロジェクトにロードされたネストおよび共有によるファミリ
上げ下げ窓は個別にタグ付けされ、集計されることに注意してください。ホストである固定窓は集計表に含まれず、タグ付けされません。ただし、連動窓の名前である「Gang_Fixed Host」がサブコンポーネントとともに一覧表示されています。この窓はメイン窓を表し、3 つのサブコンポーネント窓で構成されます。
固定窓と上げ下げサブコンポーネント窓の両方を取得してタグ付け、集計するために、同じトリプルファミリを作成しましたが、今回は、新しい窓ファミリをホスト ファミリとして使用し、固定窓と上げ下げ窓はともに共有ファミリとしてロードされています。タグ付けと集計の違いに注目してください。
新しいファミリとして開始された連動窓ファミリ
上に示したサンプルでは、ホスト ファミリは 3 つのサブコンポーネント窓のそれぞれと一緒に集計されています。これが設計意図と異なる場合は、サブコンポーネントの 1 つをホスト ファミリとしている前のサンプルに従ってください。
浴室のユニットが、ネストされた共有ファミリとして作成されています。業務用トイレはホスト ファミリとして使用され、壁掛けの小便器およびシンクは共有ファミリとしてネストされています。このファミリは、mens_bathroom.rfa として保存されています。
ネストされた小便器および手洗器シンク
上に示す浴室ユニットがプロジェクトにロードされ、集計されると、結果は次のようになります。
プロジェクトにロードされたネストおよび共有によるファミリ
各小便器と手洗器は個別に集計され、業務用トイレは含まれていないことに注意してください。さらに、mens_bathroom ユニットがサブコンポーネントとともに一覧表示されていることにも注目してください。
ファミリをネストする前に共有するには
ほとんどのファミリを共有ファミリとして設定できますが、その設定が意味を持つのはそのファミリを別のファミリにネストしてプロジェクトにロードしたときのみです。
共有ファミリをホスト ファミリにネストするには