Revit.ini の DirectoriesXXX 設定

Revit.ini ファイルには、ソフトウェアのサポート言語ごとに[DirectoriesXXX]セクションが 1 つ含まれます。ここで、XXX は 3 文字からなる言語コードを表します。たとえば、米国英語の場合は[DirectoriesENU]、フランス語の場合は[DirectoriesFRA]となります。

これらの設定では、ソフトウェアを対応する言語で使用する場合に、さまざまな Revit 機能で使用されるファイルと場所を指定します。これらの設定の一部は、[オプション]ダイアログの[ファイルの場所]タブの設定に対応します。

注:

• すべての Revit.ini パス設定は、相対パスまたは絶対パスを参照する必要があります。ProjectPath は、組み込み環境変数を拡張する唯一の設定です。
• ソフトウェアの基本言語の場合、これらのフォルダ設定は既定のコンテンツの位置を指します(「Revit インストールのコンテンツを選択する」を参照してください)。ただし、既定では、言語固有のコンテンツ パックがインストールされている場合でも、それ以外の言語のフォルダ設定は一般的なコンテンツを指します。必要な場合は、インストールした言語固有のコンテンツ パックの場所を指すように、これらの設定項目に値を指定しなおすことができます。

DataLibraryLocations

Revit データ ライブラリの場所を設定します。

タイプ = 文字列

例:

DataLibraryLocations=Imperial Library=C:\ProgramData\Autodesk\RVT 2022\Libraries\US Imperial\,Imperial Detail Library=C:\ProgramData\Autodesk\RVT 2022\Libraries\US Imperial\Detail Items 

DefaultTemplate

既定のテンプレート ファイルを設定します。これは、[オプション]ダイアログの[ファイルの場所]タブの[プロジェクト テンプレート]で指定されるテンプレート ファイルに対応します。これらのテンプレートは[プロジェクトの新規作成]ダイアログのドロップダウン リストに表示されるため、モデルの新規作成時にテンプレートを簡単に選択できます。

構成テンプレートなどの標準テンプレート名以外に、[DefaultTemplate]設定または[プロジェクト テンプレート]テーブルに独自の値を追加することができます。たとえば、次の例では、標準テンプレート リストに[マイ メトリック テンプレート]が追加されています。

タイプ = 文字列

例:

DefaultTemplate=
Construction Template=..\..\..\..\ProgramData\Autodesk\RVT 2022\Templates\US Imperial\Construction-Default.rte 
Architectural Template=..\..\..\..\ProgramData\Autodesk\RVT 2022\Templates\US Imperial\default.rte 
Structural Template=..\..\..\..\ProgramData\Autodesk\RVT 2022\Templates\US Imperial\Structural Analysis-Default.rte
Mechanical Template=..\..\..\..\ProgramData\Autodesk\RVT 2022\Templates\US Imperial\Mechanical-Default.rte
My Metric Template=..\..\..\..\ProgramData\Autodesk\RVT 2022\Templates\US Metric\DefaultMetric.rte 

FamilyTemplatePath

[オプション]ダイアログの[ファイルの場所]タブの[ファミリ テンプレート ファイルの既定のパス]オプションに対応します。

タイプ = 文字列

例:

FamilyTemplatePath=C:\ProgramData\Autodesk\RVT 2022\Family Templates\English_I\

例

[DirectoriesENU]
FamilyTemplatePath=C:\ProgramData\Autodesk\RVT 2022\Family Templates\English_I\
DataLibraryLocations=Imperial Library=C:\ProgramData\Autodesk\RVT 2022\Libraries\US Imperial\,Imperial Detail Library=C:\ProgramData\Autodesk\RVT 2022\Libraries\US Imperial\Detail Items
DefaultTemplate=Construction Template=C:\ProgramData\Autodesk\RVT 2022\Templates\US Imperial\Construction-Default.rte, Architectural Template=C:\ProgramData\Autodesk\RVT 2022\Templates\US Imperial\default.rte, Structural Template=C:\ProgramData\Autodesk\RVT 2022\Templates\US Imperial\Structural Analysis-Default.rte, Mechanical Template=C:\ProgramData\Autodesk\RVT 2022\Templates\US Imperial\Mechanical-Default.rte