Revit モデル内のジオメトリはすべて、モデルの内部原点から 16 km または 10 マイル以内にしてください。
この制限は、Revit で作成されたジオメトリに適用されるだけでなく、読み込みまたはリンクから取り込んだジオメトリにも適用されます。
Revit モデルを作成する際に使用するモデリング作業平面は、直径が 32 km または 20 マイルであり、内部原点から半径 16 km または 10 マイル以内となっています。モデルのジオメトリは、読み込みまたはリンクから取り込んだジオメトリも含めて、すべてモデリング作業平面の範囲内に配置してください。
ジオメトリがモデルの内部原点から離れていると、要素のグラフィカル リプレゼンテーションの信頼性と正確さが低下します。これらの問題は、Revit がモデリング作業平面を平坦な表面だと解釈することに関係しています。地球の表面は、実際には曲がっています。内部原点から離れるほど、Revit でのジオメトリの表示方法に異常が発生する可能性が高くなります。
初めてモデルを作成すると、測量点とプロジェクト基点は内部原点に配置されます。別の位置にプロジェクト基準点を移動できます。
- 測量点を基準として内部原点を変更するには、クリップされていない測量点を移動します。この操作により、モデリング作業平面全体が移動します。モデリング作業平面を選択して、地球の表面の別の部分を下に設定することを想定します。
- プロジェクト基点を移動する場合は、内部原点を基準としてプロジェクト基点を移動することになります。内部原点(およびモデリング作業平面)は静止したままになります。
このケースでプロジェクト基点をモデリング作業平面の縁まで移動する場合は、モデルのジオメトリが内部原点を向いた状態で配置されていることを確認する必要があります。そのように配置されていない場合、ジオメトリがモデリング作業平面の境界の外側にとどまり、グラフィックスの不一致が生じる可能性があります。
ベスト プラクティス
- プロジェクトを開始するときは、プロジェクト基準点と測量点を目的の位置まで移動し、ピン留めします。これらを不必要に移動することは避けてください。
- 測量点が内部原点から 32 km または 20 マイルより離れて配置されている場合は、問題を回避するためにビューの表示をオフにしてください。