3D 形状の読み込みについて

サポートされるファイル形式およびアプリケーションから 3D ジオメトリを読み込むことができます。

この機能は、高度なテクノロジを活用することにより、他の読み込みテクノロジに比べて一貫性に優れ高品質な 3D 形状の読み込みを実現します。こうした 3D 形状をプロジェクトやファミリに読み込むと、割り当てられた Revit カテゴリの動作の一部がそれらに適用されます。その結果、3D 形状は、他のタイプの読み込みジオメトリよりも高度なインテリジェンスをモデルにもたらします。

読み込み可能な 3D ファイル形式は次のとおりです。

注: Revit はACIS® ソリッドを SAT® ファイルから読み込みます。バージョン 7.0 以降の SAT ファイル形式は、Revit に読み込むことができません。ソリッド モデリング プログラムが作成するバージョンを決定します。ソリッド モデリング製品の中には、form-Z® のように、既定でバージョン 7.0 以降の SAT ファイル形式を作成するものがあります。

DWG や DGN など、他のファイル タイプを使用して 3D ジオメトリを読み込むには、「CAD ファイルを読み込む」に記載されている手順を実行してください。

3D 形状を読み込んでカテゴリを割り当てる

3D 形状を読み込むには、「3D 形状を読み込む」に記載されている手順を実行してください。

読み込んだ 3D 形状はファミリではありませんが、割り当てられたカテゴリの一部の動作を継承します。

読み込んだ 3D 形状は、それぞれ単一の要素として処理され、3D 形状全体に対してカテゴリが適用されます。3D 形状の各部のカテゴリを個別に指定することはできません。たとえば、特定の建物を 3D 形状として読み込んで[壁]カテゴリを割り当てると、壁、床、屋根などの建物全体に対して[壁]カテゴリが割り当てられます。

注: 読み込みプロセスでは、DirectShape 要素を使用してジオメトリを作成します。3DM ファイルまたは SAT ファイルからワイヤフレーム モデルを読み込むことはできません。

Revit で読み込んだ 3D 形状を使用する

Revit プロジェクトまたはファミリでは、読み込んだ 3D 形状を次のように使用できます。

3D 形状にカテゴリを割り当てることにより、読み込んだジオメトリで Revit に類似した若干の機能を実行できます。ただし、Revit では読み込んだジオメトリを部分的にしか認識できません。また、ネイティブの Revit ジオメトリでサポートされている動作も、部分的にしかサポートされていません。複数の異なるオブジェクトが含まれているジオメトリを読み込んで上記のように使用する場合は、その結果を確認して、対象のジオメトリを Revit で目的のとおりに使用できるかどうかを判断します。

読み込んだ 3D 形状を含む断面図ビューを作成すると、割り当てられたカテゴリに基づくジオメトリが断面図に表示されます。カテゴリが切断可能である場合は、断面図で 3D 形状は切断されて表示されます。カテゴリが切断可能でない場合は、形状は断面図で切断されません。「切断可能なファミリについて」および「切断不可能なファミリについて」を参照してください。3D 形状の切り取りエッジを、寸法の参照として使用できます。

読み込んだ 3D 形状を Revit で編集したり改訂することはできません。変更が必要な場合は、元のアプリケーションを使用してジオメトリを変更します。Revit で、読み込んだ形状をプロジェクトまたはファミリから削除し、再び読み込みます。Revit で読み込んだ形状に対する寸法記入やスナップなどの動作は、再設定する必要があります。