大規模で複雑な形状の構造物では、傾斜構造柱の使用が一般的になってきました。傾斜柱のモデリングを使用することにより、技術者はプロジェクトの実態に沿った設計が行えるとともに、適切な解析計算が可能となります。
傾斜柱を配置する手順には、次の一般規則が適用されます。
- 傾斜柱を配置するとき、柱の上部の高さは下部よりも常時高くなります。柱を配置するときは、より高い高さにある端部が上部で、低い高さが下部となります。一度設定すると、上部を下部より下に設定することはできません。
- 3D ビューで配置するとき、[1 回目のクリック]および[2 回目のクリック]により、柱が配置されるレベルおよびオフセットが設定されます。立面図または断面図で配置するとき、柱の端部は最も近いレベルに関連付けられます。端部からの高さは既定のオフセット値により決定されます。
- 3D スナップが無効になっている場合、現在の作業面上の要素のスナップ参照および標準的な仮寸法が表示されます。3D スナップを有効にして柱を配置するとき、[1 回目のクリック]および[2 回目のクリック]レベル設定は、スナップ参照が見つからない、または利用されない場合に使用されます。
- 傾斜柱は柱リストに表示されません。傾斜柱には、柱の位置マークなど、柱リストに関連付けられる要素プロパティは表示されません。
- [コピー/モニタ]ツールは傾斜柱に適用されません。