プレキャスト二重壁に配筋する

プレキャスト二重壁に配筋して取り付けパーツを配置する方法について説明します。

[分割]コマンドを使用して二重壁プレキャスト アセンブリを作成すると、選択したアセンブリに配筋を追加することができます。配筋を追加するためのオプションは、サポートされている他のプレキャスト要素の場合と同様です。

[配筋]コマンドで、必要なすべての要素を二重壁に追加します。このプロセスでは最初に配筋が作成され、その後に格子梁が計算されるため、格子梁は壁に沿った鉄筋上で壁の図心から等間隔に配置されます。吊り金具とブシュは格子梁の実際の位置を考慮して追加されるので、吊り金具は格子梁の位置に配置されます。ブシュは、格子梁から 環境設定 ダイアログで指定した値だけオフセットされます。

格子梁は、トラス タブの 面配筋タイプ ダイアログで定義されます。
注: トラス タブは、配筋タイプ として トラス を選択している場合に使用できます。
トラス タブにあるパラメータは次のとおりです。


  1. Distance d to opening.
  2. Distribution Start Offset.
  3. Distribution End Offset.
  4. Length End Offset.
  5. Length Start Offset.
  6. Lattice Girder Distribution (A=Area).

単層壁の場合と同様に、端部補強筋を定義することができます。これは、二重壁の各シースの外形に基づいて定義されます。端部補強筋を配置する場合、次の規則が適用されます。



手動配筋と取り付けパーツ

手動または Dynamo を使用して、各シースに配筋および取り付けパーツを配置することができます。次に、[取り付けパーツ]コマンドを使用して、アセンブリに配筋および取り付けパーツを自動で追加します。この段階で、シース、取り付けパーツ側面などの関連するすべてのデータが配筋や取り付けパーツに書き込まれます。さらに、鉄筋およびメッシュ筋の場合は、[取り付けパーツ]コマンドの使用時に、アセンブリ全体の重量で実際の重量が考慮されます。