寸法の計算に使用する計算式での単位や数値定数のエラーを説明します。
計算式では次のタイプのデータへの操作が可能です。
寸法の計算に計算式を使用する場合、演算に必要な規則に従っていないと、通常は単位のエラーが発生します。
例
Revit の動作では、基本的な物理寸法(時間、長さ、質量、温度など)が使用されます。寸法の解析は、基本的な物理寸法(秒、メートル、kg、摂氏など)の表現や計測に使用される単位には依存しません。
計算式における数値定数の解釈も寸法のエラーの原因となります。
計算式に明確な単位(5 kg など)を持つパラメータ名や数値定数があると、Revit は式の単位であると認識します。ただし、ソフトウェアでは単位のない数値(5 など)も入力できます。その場合、Revit は、数字の単位が計算式の単位と一致するものとして判断します。計算式に便宜上 *1 または /1 を追加するのは、この問題のためです。
計算式内の定数ごとに単位を指定することをお勧めします。
例
定数の計算式では次の単位が使用されます。このリストは完全ではありませんが、最も一般的な単位タイプが含まれています。
単位 | 記号 |
---|---|
リニア フィート | または LF |
インチ | " |
平方フィート | SF または ft2 または ft^2 |
立方フィート | CF または ft3 または ft^3 |
秒(時間) | s |
時間 | h |
ポンド質量 | lbm |
重量ポンド | lbf |
Kips | kip |
ラジアン | rad |
華氏 | °F |
度(十進表記) | ° |
Kips/平方インチ | ksi または kip/インチ2 |
ポンド/平方インチ | psi または lbf/インチ2 または psig または psia |
単位 | 記号 |
---|---|
ミリメートル | mm |
センチメートル | cm |
デシメートル | dm |
メートル | m |
キログラム | kg |
摂氏 | °C |
ケルビン | K |
ニュートン | N |
キロニュートン | kN |
メガニュートン | MN |
パスカル | Pa |
メガパスカル | MPa |