カスタム Revit 設定が適用されない

Revit または Revit LT をインストールし、正しいフォルダにカスタムの Revit.ini ファイルをコピーしました。しかし、ソフトウェアを起動すると、その設定にはカスタム Revit.ini ファイルで指定された設定値が反映されません。

問題: Revit では、Revit.ini ファイルの 2 つのバージョンが維持されます。詳細については、「インストールに使用する Revit.ini ファイルについて」を参照してください。

UserDataCache¥Revit.ini と Revit.ini のユーザ プロファイルのバージョンで、これらの値は同じである必要があります。不一致が検出されると、Revit では、次のように一部のユーザ設定を変更します。

状況 結果
InstallGUID が一致しない。 ユーザ プロファイル フォルダ内の次のファイルが、UserDataCache フォルダ内の対応するファイルに置き換えられます。
  • Revit.ini
  • MaterialUIConfig.xml
  • OmniClassTaxonomy.txt
  • shxfontmap.txt
  • UniformatClassifications.txt

その結果、Revit では UserDataCache ファイルで設定されるすべての設定が既定に戻されます。

注: ユーザ プロファイル フォルダ内のサブフォルダは保持され、変更による影響は受けません。
ReinstallGUID キーが一致しない。 ユーザプロファイルの Revit.ini ファイル内の FamilyTemplatePath、DataLibraryLocations および DefaultTemplate の値は、UserDataCache¥Revit.ini の対応する値を使用して更新されます。

解決策: この問題を回避するには、Revit.ini のいずれのバージョンでも InstallGUID または ReinstallGUID の値を変更しないようにします。