トラブルシューティング: 3D DGN に書き出す

3D ビューの DGN への書き出しは、直接はサポートされていません。しかし、Revit.ini ファイルを修正することで、3D ビューを DGN ファイルに書き出せるようになります。

症状: モデルの 3D ビューを DGN ファイルに書き出した後、作成されたファイルにジオメトリが含まれていない。Revit で使用される V8 DGN 書き出し機能は 3D ビューに対応していません。

対処法: 3D ビューを DGN に正常に書き出すには、Revit.ini ファイルを編集して、旧バージョンの書き出し機能を使用するように設定を変更する必要があります。

  1. 次のフォルダに格納されている Revit.ini ファイルにナビゲートします。

    %APPDATA%\Autodesk\Revit\Autodesk Revit 2022

  2. メモ帳などの任意のテキスト エディタで、Revit.ini を編集用に開きます。
  3. ファイル内で、[Export]セクションを探します。

    [Export]セクションが存在しない場合は、手順 4 で、ファイルの最後に[Export]セクションを追加します。

  4. [Export]セクションの UseVersion2012DGN 設定を、次のように 1 に変更します。
    [Export]
    UseVersion2012DGN=1

    [Export]セクションにこの設定が存在しない場合は、追加してください。[Export]セクションにその他の設定が定義されている場合は、そのままにしておいてください。

  5. Revit.ini の変更を保存してエディタを閉じます。
  6. Revit を再起動します。
  7. モデルを開き、3D ビューを DGN に再度書き出します。
UseVersion2012DGN の設定を 1 に変更したため、Revit ではビューの書き出しに旧バージョンの書き出し処理が使用されます。
注: 旧バージョンの書き出し処理では、DGN ファイルのレベルに対し、1 ~ 64 の番号を使用してカテゴリをマッピングしていました。そのため、書き出された DGN ファイルのカテゴリに数値を割り当てる必要があります。割り当てないと、すべてのジオメトリがレベル 1 として書き出されてしまいます。

書き出しレベルの設定

DGN 書き出し設定のレイヤ マッピング設定をカスタマイズするには、[DGN 書き出し設定を修正]ダイアログの[レベル]タブを使用します。
  1. [ファイル]タブ [書き出し][CAD 形式](DGN)をクリックします。
  2. [DGN 書き出し設定]ダイアログで[レベル]タブをクリックし、[レベル設定]をクリックします。
  3. 各カテゴリに対してレベル番号を 1 ~ 64 の範囲で設定し、色 ID を設定します。投影と切り取りの両方の値を設定します。
    注: カテゴリにジオメトリが設定されていない、または 1 ~ 64 以外の整数値が設定されている場合は、書き出された DGN でレベル 1 に割り当てられます。
  4. (省略可能)この書き出し設定を別のファイルで使用する場合は[名前を付けて保存]をクリックし、テキスト ファイルとして保存します。こうすることで、他のファイルの書き出し設定としてロードしたり使用することができるようになります。
  5. [OK]をクリックして、設定を適用します。
  6. DGN に書き出す」に進みます。