平面図ビューでは、壁掛け燭台などの壁周りの照明器具は、平面図ビューの切断面が器具の壁取り付け高さよりも下にあると、表示されない場合があります。
たとえば、平面図ビューの切断面が 1200 mm であり、照明器具を 2000 mm にある壁に取り付けると、平面図ビューに器具が表示されません。
Revit LT の平面図にあるこれらの照明器具を強制的に表示するには、非表示のモデル線分を照明器具ファミリに追加します。
平面図ビューに壁周りの照明器具を表示するには
- プロジェクト内で、壁周りの照明器具を表示する断面図ビューまたは立面図ビューを開きます。
- 照明器具を選択します。
- [修正 | 照明器具]タブ [モード]パネル (ファミリを編集)をクリックします。
Revit LT のファミリ エディタで、照明器具ファミリが開きます。
- 壁に平行な参照面に名前を付けます。
- プロジェクト ブラウザの[ビュー(すべて)] [平面図]で、[参照]をダブルクリックします。Level、すなわち照明器具用の参照面を表示する平面図ビューをダブルクリックします。
- 作図領域で、壁の近くにあり壁に平行である参照面を選択します。
照明器具ファミリに壁と平行な参照面が含まれていない場合には、参照面を追加します。
- プロパティ パレットの[名前]に、壁面 などといった参照面の名前を入力します。
- 名前を付けた参照面を使用して、非表示のモデル線分を照明器具に追加します。
- プロジェクト ブラウザの[ビュー(すべて)] [立面図]で、[正面]または[配置側](または照明器具の正面を表示する立面図ビュー)をダブルクリックします。
- [作成]タブ [モデル]パネル (モデル線分)をクリックします。
- [作業面]ダイアログの[指定]で、新しい作業面を指定し、[名前]を選択します。
- [名前]のプルダウン リストで、作業面を選択します。
- [OK]をクリックします。
- [修正 | 配置 線分]タブ [サブカテゴリ]パネルをクリックし、ドロップダウンから[非表示]を選択します。
- 作業領域で、照明器具の中心から床(つまり参照レベル)に向かって垂直線分をスケッチします。
- [Esc]を 2 回押します。
- 照明器具ファミリの変更を保存します。
- 更新したファミリをプロジェクトにロードし、同じ名前を持つ既存のファミリと置き換えます。
- 壁周りの照明器具が配置されるレベルについて、平面図ビューを開きます。
これで、切断面が非表示のモデル線分と交差することによって、壁周りの照明器具が平面図に表示されます。