コラボレーションの基本設定、プロファイルとセッションのアドレスの設定方法、およびアバターの接近によるフェードの変更方法について学びます。
VR のエクスペリエンスに影響する基本設定が 2 セットあります([コラボレーション]および[バーチャル リアリティ])。VR と StarVR の一般的な基本設定の詳細については、「バーチャル リアリティの基本設定」を参照してください。
これらの基本設定を使用してコラボレーション モジュールの名前、部屋、色などを設定し、セッションを開始するたびにこれらのフィールドが自動的に入力されるようにします。
メニュー バーで、[編集] > [基本設定]をクリックし、ダイアログ ボックスの左側で[コラボレーション]を選択します。
各フィールド内をクリックして、プロファイルを設定するための情報を入力します。
参加者リスト内のアバターの上に表示される名前を入力します。既定では、PC のログイン名が使用されます。
(HMD を使用している参加者のみ)参加している VR 部屋の名前を入力します。これにより VRED は、ユーザが同じ現実の空間のどこにいるかを認識し、衝突を回避することができます。
HMD ユーザの場合、同じ現実の空間内にあるすべての PC で同じ部屋名を設定する必要があります。>このようにすると、これらの PC の安全メカニズムによって現実の空間での衝突を回避できるように VRED が設定されます。部屋の設定方法については、このセクションを参照してください。
参加者リストの色、およびデスクトップや VR のアバターの色を設定するには、ドロップダウン メニューから色を選択します。
コラボレーション セッションを設定するための情報を入力します。
[アドレス]フィールド内をクリックし、セッションの IP アドレス、またはセッションをホストしているサーバの PC 名を入力します。VRED コラボレーション セッションに使用されている永続的なサーバがある場合は、ここに追加できます。
セッションをホストして、すべての参加者がネットワークからアクセスできるようにするには、このサーバでクラスタ サービスを実行している必要があります。
他の参加者のアバターの不透明度が小さくなり、透明になり始める距離を設定します。領域の周囲に多くの HMD 参加者が集まっている場合、アバターの接近によるフェードの設定によってアバターがフェードアウトするので、視界は妨げられません。
参加者が互いに近づくと、アバターの不透明度が小さくなって、より透明になります。これらのパラメータで、アバターがフェードし始める距離のしきい値を設定します(アバターの接近によるフェード)。
アバターの不透明度が小さくなり始める距離を、スライダを使用するかまたは数値を入力して設定します。アバターの不透明度が小さくなり始める既定の距離は 1000 mm (1 m)です。
: 次に示す Python 関数を使用して、標準アバターが表示されるときの距離、およびアバターがフェード アウトするときの距離を定義することもできます。
vrSessionService.setAvatarProximityOpaqueDistance(value)
vrSessionService.setAvatarProximityTransparentDistance(value)
アバターの透明度のフェードが停止する距離を、スライダを使用するかまたは数値を入力して設定します。アバターがフェードを停止する既定の距離は 400 mm (0.4 m)です。
: 次に示す Python 関数を使用して、安全ツインがフェードを停止するときの[透明な距離]を変更することもできます。
vrSessionService::setAvatarSafetyOpaqueDistance(minDistance)
vrSessionService::setAvatarSafetyTransparentDistance(maxDistance)
次に、これらの仕組みを示します。