
メタリック カーペイント マテリアルは、ラッカー レイヤ上にメタルまたはフレークで構成される微細なパーティクルが含まれているマテリアルです。これらのパーティクルは、入射角度内の明るさを増加して、明るいテクスチャの外観を生成します。フレークのカラーとサイズはカスタマイズ可能です。
このタイプのペイントの基本的な構造は、3 層または 4 層から成る異なるレイヤで構成されています。
底面にあるベース レイヤはソリッド拡散光のレイヤで、基礎となる一定の色を持ち、適用先となる実際のマテリアルから独立しています。通常、このレイヤにはグレーが使われます。
2 番目のレイヤは[主なフレークレイヤ]です。このレイヤには、基礎色の印象を与える色の付いた拡散顔料パーティクルとランダムに分配されたフレークが含まれています。
3 番目のレイヤは[2 番目のフレークレイヤ]です。このアトリビュートは、[主なフレークレイヤ]のアトリビュートと同じです。
最後のレイヤは[クリアコート]レイヤで、これは鏡面反射を持つレイヤです。このレイヤには色の付いた顔料を含めることもできます。
[ペイント タイプ]: このアトリビュートを使ってシミュレートするカーペイントの種類を設定します。次の 3 種類から選択できます。
[ベースの色]: このアトリビュートは、マテリアルの主要な特性であるベースの色を定義します。明るさを変更するには、スライダを使用します。右側にあるカラー フィールドをクリックすると、カラー選択が開かれます。
顔料のパーティクルとフレークの動作を設定します。
[顔料の色]: 顔料の色を設定します。これにより、このレイヤの基礎色の印象が与えられます。
[顔料濃度]: ここで、顔料の濃度を設定します。これにより、レイヤに存在するパーティクルの量をコントロールします。
[フレーク カラー]: ラッカー レイヤ上のメタリック パーティクルのカラーを定義します。法線方向がカメラからさらに逸れた方に向くと、強度と明るさが増します。
[フリップフロップを使用]: フレークをフリップフロップの動作で使用する場合に選択します。このボックスが選択されている場合は、さらに 2 つのアトリビュートが使用可能になります。
[フレークの粗さ]: 乱反射の量とその補足スペキュラ反射を定義します。粗さ値が高いほど、より多くの乱反射がレンダリングされます。
[フレークの反射]: フレークの反射の強度を設定します。
[フレークのサイズ]: フレークのサイズを設定します。
[フレークの回転角度]: フレークの方向をランダマイズします。
[フレークの密度]: ここで、フレークの密度を設定します。これにより、レイヤに存在するフレークの量をコントロールします。密度が 0 に設定されている場合は、フレークを含まない単一カラーのペイントが表現されます。
ペイント タイプを[3 コート]に設定すると、アトリビュート パネルに[2 番目のフレーク レイヤ]が表示されます。
このレイヤは[主なフレーク レイヤ]の上に適用されるため、顔料の色はこの下にあるレイヤのカラーに影響を与えます。
このアトリビュートは、[主なフレーク レイヤ]のアトリビュートと同じです。
クリアコートは、ベースのペイント レイヤ上の透明の反射ペイント レイヤです。
[クリアコート タイプ]: このタイプは、視野角度に基づいて反射の強度を表現します。法線入射の強度は、マテリアルの反射率によって設定されます。
[クリアコート カラー]: レイヤの顔料の色を設定します。
[屈折率]: マテリアルの屈折指数を設定します。
[厚さ]: クリアコート レイヤの厚さを設定します。
[密度]: レイヤのパーティクルの濃度です。
[オレンジ ピールを使用]: レイヤにバンプ構造を適用します。
[白熱光]、[透明度]、[変位]、[レイトレーシング]、[一般]の設定に関する詳細については、「Truelight マテリアルの一般設定」のセクションを参照してください。