Autodesk Vault を初めてインストールする場合、以下のセクションに記載されているクイック スタート インストレーションの手順に従うと、最も手早くセットアップを実行して、設計データの管理を開始することができます。
Autodesk Vault サーバをインストールする
Autodesk Vault サーバの既定のインストールを実行するには、次の手順を実行します。実行する手順は、ご使用の Autodesk Vault エディションによって異なります。
- Autodesk Vault Basic: パート 4 から開始してください。
- Autodesk Vault Workgroup: パート 1 から開始してください。
- Autodesk Vault Professional: パート 1 から開始してください。
オプション: パート 1. Network License Manager をインストールする
注: 次の場合、Network License Manager をインストールする必要はありません。
- スタンドアロン ライセンスを使用して Vault をインストールする場合。
- Autodesk Vault Basic をインストールする場合。パート 4 に進みます。
Network License Manager をインストールする前に、「ネットワーク ライセンスを計画、インストール、環境設定する」を確認することをお勧めします。
注: ライセンス サーバは、Vault Server と同じサーバに配置する必要はありません。パート 4 で Vault Server をインストールするときに使用するライセンス サーバを選択します。
- Vault Server のインストールを開始します。
- インストール画面で、[ツールとユーティリティ]をクリックします。
- ソフトウェア使用許諾契約に同意し、[次へ]をクリックします。
- [Network License Manager]チェック ボックスをオンにします。
Vault Server とともに Autodesk File Server を使用する場合は、Autodesk Knowledge Network からインストール パッケージをダウンロードします。
- [インストール]をクリックします。
License Manager のインストールが終了したら、[完了]をクリックします。
パート 2ライセンス ファイルを取得する
- http://register.autodesk.com に移動します。
- ログイン アカウントがない場合は作成します。ログイン アカウントがある場合は続行してログインします。
- ライセンスを追加するアカウントを選択します。
- シリアル番号を入力し、Vault Server のオペレーティング システムを選択して[Next]をクリックします。
- 使用するライセンス サーバのタイプを選択します。
- ライセンス サーバの名前と ID (ダッシュが付いていない MAC アドレス)を入力します。
- [次へ]をクリックします。
- ライセンス情報が表示されたら、[Save License File]をクリックします。
パート 3ライセンス サーバを設定する
- LMTOOLS プログラムを起動します。
- [Service/License File]タブを選択し、[Configure Using Services]オプションが選択されていることを確認します。
- [Config Services]タブをクリックします。
- サービス名の一覧で、ライセンス管理に使用するサービス名を選択します。既定のサービス名は、Flexlm Service 1 です。コンピュータ上にある Autodesk 以外のソフトウェアを LMTools が管理している場合は、混乱を避けるためにサービス名を変えることができます。たとえば、Flexlm Service 1 を Autodesk Server1 に名前変更します。
- [Path to the lmgrd.exe file]フィールドで、Network License Manager デーモン(lmgrd.exe)へのパスを入力するか、[Browse]をクリックしてファイルの場所を指定します。既定では、このデーモンは C:¥Program Files¥Autodesk Network License Manager フォルダにインストールされています。
- [Path to the license file]ボックスに、ライセンス ファイルへのパスを入力するか、[Browse]をクリックしてファイルの場所を指定します。このパスは、前のセクションの手順で取得したライセンス ファイルへのパスです。ライセンス ファイルを保存した後に移動した場合は、そのファイルが配置されている場所へのパスになります。
- [Path to the debug log file]ボックスに、デバッグ ログのパスを入力するか、[Browse]をクリックして既存のログ ファイルを指定します。保存場所には C:¥Program Files¥Autodesk Network License Manager フォルダを使用することをお勧めします。ログ ファイルには、ファイル拡張子 .log を付ける必要があります。新しいログ ファイルには、.log 拡張子を手動で入力してください。
- lmgrd.exe をサービスとして実行するには、[Use Services]を選択します。
- システムの起動時に lmgrd.exe を自動的に実行するには、[Start Server at Power Up]を選択します。
- 手順 4 で選択したサービス名で新規設定を保存するには、[Save Service]をクリックします。設定内容をサービスに保存するかどうかを尋ねるプロンプトが表示されたら、[Yes]をクリックします。
- [Start/Stop/Reread]タブをクリックして、以下のいずれかを実行します。
- LMTOOLS を閉じます。
重要: LMTOOLS ツール エラー: サービス作成時の LMTOOLS 権限に対する最近の変更がエラーの原因であったことがわかりました。クライアント OS マシンまたは Windows Server 2008 よりもはるかに厳格な権限拘束が適用される Windows Server 2012/2016 の使用時には、エラーが発生する可能性が高くなっています。この変更の結果として、サービスはこれまでの LocalSystem ではなく LocalService 権限で作成されます。権限がこのように少し変更されただけで、ライセンス マネージャが正しく起動しなくなっていました。このため最近 LMTOOLS では、debug.log ファイルの既定の場所が、LocalService が自身の書き込み権限を持っている C:¥ProgramData フォルダに変更されました。
回避策: LocalService は LocalSystem または独自の管理グループ ユーザと同じ書き込み権限を持っていないため、エラーの 1 つが発生する可能性があり、NLM が起動しなくなります。ログオン プロパティを LocalService に変更することをお勧めします。
パート 4Vault サーバをインストールする
- Vault Server のインストールを開始します。
- インストール画面で、[インストール]をクリックします。
- ソフトウェア使用許諾契約に同意し、[次へ]をクリックします。
- 製品情報画面で、次の情報を入力します。
注: Vault Workgroup および Vault Professional をインストールする場合、ライセンス サーバのタイプと名前は、パート 3 でライセンス サーバを設定したときに指定したタイプと名前に一致している必要があります。
- [次へ]をクリックします。
- [インストールの環境設定]ページで、[Autodesk Vault Server]チェック ボックスをオンにします。
- 既定の設定を変更するには、チェック ボックスの下にある小さな下向き矢印をクリックします。
Revit Vault Add-in を使用する場合は、[Autodesk Revit Interoperability for Vault Server]チェック ボックスをオンにします。
Vault Server のカスタマイズの詳細については、「インストレーションをカスタマイズする」を参照してください。
- [インストール]をクリックします。
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Vault のインストール プロセスでは、システム診断を実行してからインストールに進みます。ADMS システム チェック レポート画面で、次のいずれかのタスクを実行します。