分離ツール

[分離ツール](Isolate Selection)は、作業中のものを除くすべてのオブジェクトを一時的に非表示にします。

選択を分離すると、1 つの選択を対象に作業している間は、他のオブジェクトを選択できないようになります。目的のオブジェクトだけを表示させることによって、周囲のオブジェクトに煩わされることなく、そのオブジェクトを集中的に操作することができます。また、ビューポートで他のオブジェクトを表示することによって発生するパフォーマンスのオーバヘッドが減少します。

[分離ツール]がアクティブになっている間は、ステータス バーの[分離ツールの切り替え](Isolate Selection Toggle)ボタンが強調表示されます()。[分離ツール](Isolate Selection)モードを終了するには、このボタンをクリックするか、あるいはこのトピックの冒頭で詳述されたその他の方法を使用してコマンドを適用します。

代替メニュー システムを使用している場合、[シーン](Scene)メニューの[分離](Isolate)パネルから次のコマンドを選択できます。

分離ツール(Isolate Selection)
選択されていないオブジェクトをすべて非表示にします。オプションで[全範囲ズーム](Zoom Extents)操作も実行します(以下を参照)。シーンを復元するには、[分離を終了](End Isolate)を選択します。
ヒント: 複数のオブジェクトを含む分離した選択範囲のサブセットを分離するには、サブセットを選択して、[分離ツール](Isolate Selection)をもう一度呼び出します。
分離ツール解除(Isolate Unselected)
選択されているオブジェクトをすべて非表示にします。オプションで[全範囲ズーム](Zoom Extents)操作も実行します(以下を参照)。シーンを復元するには、[分離を終了](End Isolate)を選択します。

[デザイン スタンダード](Design Standard)ワークスペースでも使用できます。

分離を終了(End Isolate)
[分離ツール](Isolate Selection)または[分離ツール解除](Isolate Unselected)で非表示にされたすべてのオブジェクトを復元します。また、[分離](Isolate)機能を使用したときに[分離時に全範囲ズーム](Zoom Extents On Isolate)がオンになっていた場合は、ビューのズームを解除します。

[デザイン スタンダード](Design Standard)ワークスペースでも使用できます。

分離時に全範囲ズーム(Zoom Extents on Isolate)
オンにすると、ツールはいずれかの[分離](Isolate)機能を使用したときに、分離されたオブジェクトに対して自動的に[全範囲ズーム](Zoom Extents)アクションを実行します。ズームは、パース ビューとアクソノメトリック ビューでのみ実行され、カメラ ビューでは実行されません。

[分離ツール](Isolate Selection)モードを終了すると、ビューポートは前のズーム レベルに戻ります。ステータス バーの[分離ツール](Isolate Selection)ボタンから分離時に全範囲ズーム(Zoom Extents on Isolate)モードにアクセスすることもできます。左クリックして押したままにすると、[分離時に全範囲ズーム](Zoom Extents on Isolate)モードをオン()またはオフ( )にすばやく切り替えることができます。既定値はオフです。

注: [分離時に全範囲ズーム](Zoom Extents on Isolate)モードの選択状態は、セッション間で保持されます。