STEP ファイル フォーマットのリファレンス

STEP （Standard for the Exchange of Product Data）は、ISO 標準産業オートメーション システムとその統合─製品データの表現及び交換フォーマットです。

STEP ファイルのファイル構造には、モジュール構造があります。開発者はこれを使って、簡単にフォーマットをそれぞれのニーズに合わせて使用できます。このモジュールは「クラス」と呼ばれ、次の番号で分類されます。

• 11～13: 記述法: このクラスは、STEP ファイルの作成に使用される言語と手法を記述します。今現在、記述法は次の 2 つのみです。

  Part 11: EXPRESS 言語参照マニュアル

  Part 12: EXPRESS-I 言語参照マニュアル

  EXPRESS 言語はデータ定義言語で、データ構造やそれに適用されるコンストレインを表現するのに使用されます。STEP 統合リソースとアプリケーションプロトコルに含まれる情報モデルは、EXPRESS を使用して定義されます。

  21～26: 実装法: STEP とほかのフォーマル言語間の通信を記述します 

• 31～35: 適合テスト: アプリケーション プロトコルと関連付けられたソフトウェアの適合度合いをチェックするのに使用されます。

• 41～49: 統合一般リソース: STEP 用のコンセプト構築ブロック

• 101～106: 統合アプリケーション リソース: 実際のデータベース、ファイルの構築ブロックを含みます。一般リソースとアプリケーション リソースに分割されます。

• 201～233: アプリケーション プロトコル: ブランチ固有のすべてのクラスを含みます。

• 301～332: 抽象テスト スイート

• 501～518: アプリケーションを解釈して記述メソッドを構築します。

STEP アプリケーション プロトコル

• + 201: 2D の明示的な技術デザイン
• + 202: 2D の関連技術デザイン
• + 203: 機械的なパーツとアセンブリの設定
• + 204: Brep 3D 機械デザイン
• + 205: サーフェス 3D 機械デザイン
• + 206: ワイヤフレーム 3D 機械デザイン
• + 207: 板金金型の計画
• + 208: ライフ サイクル変更プロセス
• + 209: 合成構造
• + 210: PCA: デザインと製造
• + 211: 選択、テスト、診断、再製品化
• + 212: エレクトロニック プラント
• + 213: NC プロセス プラン
• + 214: 自動車デザイン
• + 215: 船の配置
• + 216: 船の金型フォーム
• + 217: 船のパイピング
• + 218: 船の構造
• + 219: 検査のプロセス プラン
• + 220: PCA: 製造プラン
• + 221: プロセス プラントの機能データと Schematic Rep.
• + 222: 合成構造の
• 製造デザイン
• + 223: デザインの交換、鋳造パーツの製造情報
• + 224: フォーム機能を使ったプロセス プランニングのための機械的な製品定義
• + 225: 明示的な形状を使用した 建築物の構造
• + 226: 船の機械的なシステム/鋳造フォーマット
• + 227: プラントの空間設定
• + 228: ビル メンテナンス サービス: 暖房、換気、AC
• + 229: デザインの交換と鍛造パーツの製造情報
• + 230: 構造フレームの構築: 製鋼所
• + 231: プロセス エンジニアリング データ: 大規模な設備のプロセス デザインとプロセス仕様
• + 232: テクニカル データ パッケージング

各 AP には、その AP が開発された産業部門専用のエンティティのサブセットがあります(AP203 と AP214 をサポート)。

STEP フォーマットのアプリケーション プロトコル サポート

ISO10303-203 と ISO10303-214 に含まれるジオメトリの記述は同じもので、トランスレータ実装の中核を成しています。次の表に、Alias によって作成されるマッピングを示します。

関連リファレンス

• STEP 読み込みオプション
• STEP 書き出しオプション