プロパティ データ形式を作成するには

プロパティ データ形式を作成するには、次の手順を実行します。 集計データ形式は、既定のプロパティを使用して作成することもできれば、既存のデータ形式をコピーして作成することもできます。 次に、プロパティを編集して、新しいデータ形式の特性をカスタマイズできます。

注: 自動プロパティの中には、値が自動クエリー内から書式設定されるため、プロパティ データ形式によって書式設定できないものがあります。
  1. [管理]タブ [スタイルと表示]パネル [スタイル マネージャ]をクリックします.

    スタイル マネージャが表示され、ツリー ビューに現在の図面が展開されて表示されます。

  2. [ドキュメント オブジェクト]を展開し、[プロパティ データ形式]を展開します。
  3. [プロパティ データ形式]を右クリックして、[新規作成]をクリックします。
  4. 新しいプロパティ データ形式の名前を入力し、[Enter]を押します。
  5. 新しいプロパティ データ形式を選択します。
  6. [形式]タブで、次の一般的な形式の値を指定します。
    次の操作を行いたい場合... 次のように操作します...
    接頭表記を指定するには 接頭語として前に付ける文字列を入力します。 たとえば、許容値には前にプラス/マイナスの記号が必要になる場合があります。10 の許容値は、+10 と表記されます。通貨記号もドル記号でつけることができます。
    末尾表記を指定するには 末尾表記として後ろに付ける文字列を入力します。 たとえば、ドア リーフの厚さが 35 である場合は、35 mm のようにミリメートルの末尾表記を付けることができます。
    注: 手動プロパティ セット定義の単位タイプを変更する場合は、単位が正しく表示されるように、ここの末尾表記を変更します。
    未定義のプロパティのテキストを指定するには 要求されたプロパティがオブジェクトにアタッチされていないときに表示されるテキスト文字列を[未定義]に入力します。 未定義の文字列は一般に「?」です。
    適用できないプロパティのテキストを指定するには 要求されたプロパティがオブジェクトに適用されていないときに表示されるテキスト文字列を[未定義]に入力します。 たとえば、ライズ プロパティは、開口部が矩形のドアには適用されませんが、開口部がアーチ形のドアには適用されます。 適用外を表す文字列は、一般に「NA」です。
  7. 次のように、集計テキストの大文字/小文字を指定します。
    次の操作を行いたい場合... 次のように操作します...
    大文字と小文字が区別されないようにするには [大/小文字]で[適用なし]を選択します。
    すべての文字を大文字に変換するには [大/小文字]で[すべて大文字]を選択します。
    すべての文字を小文字に変換するには [大/小文字]で[すべて小文字]を選択します。
    最初の単語の先頭の文字を大文字にするには [大/小文字]で[文の先頭を大文字]を選択します。
    各単語の先頭の文字を大文字にするには [大/小文字]で[単語の先頭を大文字]を選択します。
  8. 接頭のゼロを含む、整数の最大桁数を入力します。

    上位桁ゼロは、接頭のゼロを組み込むための整数値の拡張です。 入力した値により、接頭のゼロを含む数値の最大長が指定されます。たとえば、[上位桁ゼロ]に 3 と設定すると、数値 6 は 006 になります。このオプションは、主にドア タグや窓タグで使用されるような識別番号を対象にしています。 たとえば、データの生の値が単純な整数として保存されている場合、ドアに「D01」-「D99」の番号を付けるには、接頭表記を「D」、[上位桁ゼロ]を 2 にします。 [上位桁ゼロ]に 0 (ゼロ)と入力すると、上位桁ゼロは適用されません。

  9. [真]と[偽]の値を入力します。

    たとえば、[真]では[はい]、[偽]では[いいえ]を指定できます。

  10. 現在の設定のサンプルを表示するデータを[結果]に入力します。
  11. 寸法スタイルで指定可能な形式の場合、[寸法スタイルからの設定]をクリックし、寸法スタイルを選択して、[OK]をクリックします。

    [未定義]、[適用外]、[大/小文字]、[上位桁ゼロ]、[真/偽]は、寸法スタイルによって定義されません。

  12. 単位のタイプ、形式、実数の数値精度、分数形式、実数の尺度を選択します。これらの項目の定義を次に示します。
    • 単位のタイプ: 長さ、面積、体積など、単位のタイプを表示する形式です。
    • 単位: 単位を保存する図面単位です。たとえば、[単位のタイプ]で[体積]を選択した場合、立方インチ、立方フィート、立方ミリメートル、立方センチメートル、立方メートルから選択することができます。
    • 単位形式: 値を表示する図面単位形式です。数値を文字列に変換するときには、AutoCAD の変換単位(建築図面表記、指数表記、十進表記、工業図面表記、分数表記)が使用されます。たとえば、14.25 という値は、建築単位では 1’-2 1/4” として表示されます。
    • [精度]: 浮動小数点数の表示に使用する小数部分の桁数を選択します(たとえば、0、0.0、0.00 など)。
    • 分数形式: 単位形式が建築か分数の場合には、分数を表示するために使われる形式を設定します([水平線]、[斜線]、または[スタックしない])。すべての分数形式がすべてのフォントによってサポートされるとは限らないことに注意してください。
    • 尺度: 表示する前に実数の尺度を調整する値です。たとえば、現在の図面単位がインチの場合は、2.54 の尺度によって寸法がセンチメートルに変換されます。
  13. 次のように、実数値の[丸め]を選択します。
    次の操作を行いたい場合... 次のように操作します...
    最も近い値に丸めるには [近接点]を選択します。
    最も近い値に切り上げるには [上へ]を選択します。
    最も近い値に切り下げるには [下へ]を選択します。

    値 0.25 と入力すると、すべての数値が、最も近い 0.25 の倍数に丸められます。 同様に、値 1.0 と入力すると、すべての数値が最も近い整数に丸められます。 小数点の後に表示される桁数は、指定した精度によって決まります。 値が 0.0 の場合、丸め処理は行われません。

  14. 浮動小数点数の接頭や末尾のゼロ、およびフィートとインチに対するゼロを省略する規則を指定します。
    次の操作を行いたい場合... 次のように操作します...
    すべての 10 進数値で接頭の 0 (ゼロ)を省略するには [接頭のゼロを抑止]を選択します。 たとえば、「0.5000」「.5000」と表示されます。
    すべての 10 進数値で末尾の 0 (ゼロ)を省略するには [末尾のゼロを抑止]を選択します。 たとえば、「12.5000」「12.5」と表示されます。
    フィートとインチからなる数値において、その値が 1 フィート未満の場合にフィート部分を省略するには、 [ゼロ フィート部分を抑止]を選択します。 たとえば、「0'–6 1/2」が「6 1/2"」と表示されます。
    フィートとインチからなる数値において、その値が 1 フィートの整数倍である場合に、インチ部分を省略するには [ゼロ インチを抑止]を選択します。 たとえば、「2'–"」は「2'」と表示されます。
  15. 小数点区切りを選択します。
  16. 自然数区切りを選択します。
  17. [OK]をクリックします。