プロジェクトの図面ファイルからプロジェクト関連情報をすべて除去するには、次の操作を実行します。この操作は、最新バージョンの AutoCAD Architecture 2023 toolset を使用していない施工者にファイルを渡す場合、またはプロジェクトは既に存在しないがその図面ファイルは削除しない場合に必要になります。
図面ファイルに関連付けられたプロジェクト関連情報の多くは、図面ファイルではなく、作成される XML ファイルに格納されます。つまり、すべてのプロジェクト ファイルは、プロジェクトに関連しない図面環境でいつでも使用できます。ただし、今後そのプロジェクト コンテキストを一切操作しない場合は、使用しないプロジェクトのファイルをすべて削除することをお勧めします。
プロジェクト関連の情報は、次のファイルに保管されます。
APJ ファイルと XML ファイルを削除した場合には、残りの図面ファイルはプロジェクトとの接続を持たなくなります。これらのファイルは AutoCAD Architecture 2023 toolset の通常の図面ファイルで、他の図面ファイルと同じようにコピー、編集、削除できます。
プロジェクトに対して標準を設定しておいた場合には、図面ファイルには標準のスタイルと表示設定が格納されます。XML ファイルと APJ ファイルが削除されると、すべての標準のスタイルと表示設定は、今やスタンドアロンとなってしまった図面とは同期が取られなくなります。
たとえば、First Floor Construct.dwg が Constructs フォルダにある場合は、First Floor Construct.xml という名前のファイルを選択して削除します。