[バッチ標準チェッカー]ウィンドウ リファレンス

バッチ標準チェッカーは、一連の図面の標準仕様違反を確認し、すべての違反の詳細を示す XML ベースの概要レポートを作成します。バッチ標準チェッカーを使用するには、確認する図面と確認に使用する標準仕様ファイルを指定した、標準仕様確認ファイルを最初に作成する必要があります。

バッチ標準チェッカーには次のタブがあります。

[バッチ標準チェッカー]ツールバーには、その他のオプションも含まれています。

[図面]タブ (バッチ標準チェッカー)

標準仕様違反を確認する図面のリストを作成することができます。

[確認する図面]

標準仕様違反を確認する図面がリストされます。図面を追加するには、[図面を追加]ボタンをクリックします。図面を除去するには、[図面を除去]ボタンをクリックします。見つからない図面の前には、感嘆符が表示されます。図面は、リストされた順に確認されます。リストされた図面の順序を変更するには、[上へ移動]または[下へ移動]ボタンをクリックします。

[標準仕様ファイルを追加]

標準のファイル選択ダイアログ ボックスが表示され、確認する図面を選択することができます。

[図面を除去]

[確認する図面]に表示されているリストから図面を除去します。

[上へ移動]

[確認する図面]に表示されているリスト内で、現在選択されている図面を 1 つ上に移動します。

[下へ移動]

[全図面を確認するための標準仕様]に表示されているリスト内で、標準仕様ファイルの位置を 1 つ下に移動します。

[説明]

[確認する図面]で現在選択されている図面ファイルの概要が表示されます。

[リストされた図面の外部参照を確認]

[確認する図面]リストに外部参照(Xref)を追加するかどうかを決定します。オンにすると、バッチ標準仕様確認作業を開始するとすぐに外部参照がリストに追加されます。

[標準仕様]タブ (バッチ標準チェッカー)

バッチ標準チェッカーで、名前の付いたオブジェクトを確認するために使用する標準仕様ファイルを指定することができます。

[関連付けられた標準仕様ファイルで各図面を確認]

関連付けられた標準仕様ファイルを使用して各図面を確認するように指定します。このオプションを選択すると、タブ上の他のオプションは使用できなくなります。

[次の標準仕様ファイルで全図面を確認]

個々の図面に関連付けられた標準仕様ファイルを無視し、代わりに[全図面を確認するための標準仕様]で選択した標準仕様を使用するように指定します。

[全図面を確認するための標準仕様]

図面の確認に使用する標準仕様ファイルがリストされます。標準仕様ファイルを追加するには、[標準仕様ファイルを追加]ボタンをクリックします。標準仕様ファイルを除去するには、[標準仕様ファイルを除去]ボタンをクリックします。このリスト内で複数の標準仕様が衝突した場合(たとえば、2 つの標準仕様ファイルに同じ名前の画層が指定されていて、それらのプロパティが違っている場合)、リストの上の方に存在する標準仕様ファイルが優先されます。リスト内の標準仕様ファイルの位置を変更するには、[上へ移動]または[下へ移動]ボタンをクリックします。

[標準仕様ファイルを追加]

[全図面を確認するための標準仕様]に表示されているリストに標準仕様ファイルを追加します。

[標準仕様ファイルを除去]

[全図面を確認するための標準仕様]に表示されているリストから標準仕様ファイルを除去します。

[上へ移動]

[全図面を確認するための標準仕様]に表示されているリスト内で、標準仕様ファイルの位置を 1 つ上に移動します。

[下へ移動]

[全図面を確認するための標準仕様]に表示されているリスト内で、標準仕様ファイルの位置を 1 つ下に移動します。

[説明]

リスト内で現在選択している標準仕様ファイルの情報の概要が表示されます。

[プラグイン]タブ (バッチ標準チェッカー)

現在のシステムにインストールされている標準仕様プラグインがリストされます。標準仕様として定義できる名前の付いたオブジェクト(画層、寸法スタイル、線種、文字スタイル)ごとに、標準仕様プラグインがインストールされます。将来は、サードパーティのアプリケーションで、追加のプラグインをインストールできるようになる予定です。

[標準仕様の確認に使用するプラグイン]

現在のシステム上のすべての標準仕様プラグインのリストが表示されます。図面を確認するときは、リストから少なくとも 1 つのプラグインを選択して指定します。選択したプラグインは、一連の図面の標準仕様を確認するときに使用されます。

[説明]

リスト内で現在選択されているプラグインの概要が表示されます。

[コメント]タブ (バッチ標準チェッカー)

XML レポートに追加するコメントを作成することができます。

[レポートに含めるコメントを入力]

レポートに含める付加的なコメントを入力することができます。

[進行状況]タブ (バッチ標準チェッカー)

現在のバッチ標準仕様確認の状態の概要が表示されます。

バッチ標準チェッカーのツールバー

[登録]

ファイル名拡張子 .chx の新しい標準仕様確認ファイルを作成します。標準仕様確認ファイルによって、バッチ標準仕様確認に使用する図面と標準仕様ファイルを指定します。

[開く]

標準仕様確認ファイルを選択することができる標準のファイル選択ダイアログ ボックスが表示されます。

[保存]

現在の標準仕様確認ファイルを保存します。

[名前を付けて保存]

標準仕様確認ファイルを保存する場所と名前を指定することができる標準のファイル保存ダイアログ ボックスが表示されます。

[確認を開始]

現在ロードされている標準仕様確認ファイルを使用して、バッチ標準仕様確認を開始します。このボタンを使用して標準仕様違反を確認するには、図面、関連付けられた標準仕様ファイル、少なくとも 1 つのプラグインをあらかじめ追加しておかなければなりません。

[確認を停止]

直前に開始したバッチ標準仕様確認を停止します。このボタンは、バッチ標準仕様確認が進行中のときにのみ使用できます。

[レポートを表示]

バッチ標準仕様確認の結果を要約した XML レポートを表示します。このボタンは、バッチ標準仕様確認のレポートが表示可能な状態になったときに使用することができます。レポートの内容には、標準仕様確認ファイルも含まれます。

[レポートを書き出す]

他のユーザに配布することができる XML レポートを書き出します。このボタンは、バッチ標準仕様確認が完了し、レポートが書き出せる状態になったときにのみ使用できます。このボタンを使用して、旧バージョンの CAD 標準仕様の機能で作成された既存の XML レポートを最適化することもできます。これによりレポートの印刷品質が改善されます。