概要 - 寸法許容差を表示する

寸法許容差は、計測距離の許容変動量を示す値です。ユーザは寸法許容差を表示するかどうかを指定することができ、さらに、いくつかの寸法許容差スタイルの中から選択することができます。

寸法許容差により、寸法値の許容変動量が指定されます。製造時に許容差を指定することにより、フィーチャに要求される精度をコントロールすることができます。フィーチャとは、点、線、軸、サーフェスなど、部品の一部のことです。

寸法値に許容差を追加して、寸法に許容差を直接適用することができます。これらの寸法許容差は、寸法の最大許容サイズと最小許容サイズを示します。また、形状、外形線、方向、位置、振れの偏差を示す幾何公差も適用できます。

寸法許容差は、理論的に正確な計測値に基づいて指定することができます。これらは基準寸法と呼ばれ、ボックスで囲まれています。

寸法値がプラスとマイナスの両方向に許容される場合、ユーザが指定するプラスとマイナスの値が上下の許容差として寸法値に追加されます。上下許容差の値が同じ場合は、± 記号で表示され、「1 つの許容差」と呼ばれます。上下許容差が異なる場合は、プラスの値がマイナスの値の上に表示されます。

許容差が許容限界として適用される場合、ユーザが指定するプラス値とマイナス値を使用して、最大値と最小値を計算します。これらの値は寸法値と置き換えられます。許容限界を指定すると、上限値が下限値の上に配置されます。

寸法許容差の書式を設定する

許容差値の垂直方向の配置を、主寸法値を基準として指定することができます。許容差は、寸法値の上部、中央、下部に位置合わせすることができます。

許容差値の垂直方向の配置をコントロールできる他、許容差の上限値と下限値の水平方向の位置合わせをコントロールすることもできます。許容差の上限値と下限値は、演算子記号または小数点で位置合わせできます。

また、基本単位や変換単位と同様に、0(ゼロ)の表記を省略することもできます。寸法許容差で 0 を省略すると、基本単位と変換単位で 0 を省略するのと同じ結果が得られます。先頭の 0 を省略すると、0.5 は .5 と表示され、末尾の 0 を省略すると、0.5000 は 0.5 と表示されます。