PSLTSCALE (システム変数)

ペーパー空間ビューポートに表示されるオブジェクトの線種尺度をコントロールします。

タイプ:整数型
保存先:図面
初期値:1

実線以外の線種の線種尺度は、各レイアウト ビューポートの表示倍率に基づいて設定するか、ペーパー空間全体の尺度に基づいて均一に設定することができます。レイアウト タブごとに、異なる PSLTSCALE の設定にすることができます。

説 明

0

線種に尺度設定を適用しません。線種のダッシュ長は、対象オブジェクトを作成した空間(モデル/ペーパー)での作図単位に従います。LTSCALE[線種尺度]のグローバル尺度で調整されます。

1

線種の尺度設定は、ビューポートの尺度設定に従います。TILEMODE が 0(ゼロ)の場合は、モデル空間内のオブジェクトであっても、ダッシュ長はペーパー空間の作図単位に従います。このモードでは、ビューポート内の倍率を変更しても、線種は変化しません。特殊な線種の場合、ビューポート内の線分のダッシュ長は、ペーパー空間内の線分のダッシュ長と同じです。ダッシュ長は、LTSCALE でコントロールできます。

PSLTSCALE の設定値を変更したり、PSLTSCALE を 1 に設定して、ZOOM[ズーム]などのコマンドを使用しても、ビューポート内のオブジェクトが新しい線種の尺度で自動的に再作図されることはありません。各ビューポート内の線種の尺度を更新するには、REGEN[再作図]コマンドまたは REGENALL[全再作図]コマンドを使用します。