[基本単位]タブ([寸法スタイル管理])

基本寸法単位の形式と精度を設定したり、寸法値の接頭表記と接尾表記を設定します。

DIMSTYLE[寸法スタイル管理] (コマンド) 検索: [修正]

オプション

次のオプションが表示されます。

[長さ寸法]

長さ寸法の形式と精度を設定します。

[単位形式]

角度寸法を除くすべての種類の寸法の現在の単位形式を設定します。(システム変数 DIMLUNIT[長さ寸法表記形式])

スタック分数の相対的なサイズは、システム変数 DIMTFAC[許容差尺度]に基づきます(許容差値にこのシステム変数が使用されるのと同様です)。

[精度]

寸法値の小数点以下の桁数を表示および設定します。(システム変数 DIMDEC[寸法精度])

[分数の形式]

分数の形式を設定します。(システム変数 DIMFRAC[分数表記])

[十進数の区切り]

十進表記形式の区切り文字を設定します。(システム変数 DIMDSEP[寸法小数点区切り])

[丸め]

角度寸法を除くすべての種類の寸法の寸法計測値に最も近い丸め値を設定します。(システム変数 DIMRND[丸めの値])

0.25 と入力すると、すべての距離は、最も近い 0.25 の倍数値に丸められます。1.0 と入力すると、すべての寸法距離は、最も近い整数値に丸められます。ただし、小数点以下の表示桁数は、[精度]オプションの設定によって決まります。

[接頭表記]

寸法値に指定した接頭語が含まれます。(システム変数 DIMPOST[接頭/接尾表記])

文字を入力したりコントロール コードを使用して、特殊記号を表示できます。たとえば、コントロール コード %%c と入力すると、直径記号が表示されます。接頭語を入力すると、直径寸法や半径寸法で使用する接頭語の既定よりも優先されます。

許容差を指定した場合は、主寸法値だけでなく、寸法許容差にも接頭語が付きます。

詳細については、「コントロール コードと特殊文字」を参照してください。

[接尾表記]

寸法値に指定した接尾語が含まれます。(システム変数 DIMPOST[接頭/接尾表記])

文字を入力したりコントロール コードを使用して、特殊記号を表示できます。たとえば、mm と入力すると、寸法値は図のようになります。接尾語を入力すると、既定の接尾語よりも優先されます。

許容差を指定した場合は、主寸法値だけでなく、寸法許容差にも接尾語が付きます。

詳細については、「コントロール コードと特殊文字」を参照してください。

[計測尺度]

長さ寸法の尺度オプションを定義します。主に旧リリースで作成された図面に適用します。

[尺度]

長さ寸法の計測値の尺度を設定します。この値は、既定値の 1.00 から変更しないことをお勧めします。(システム変数 DIMLFAC[長さの係数])

たとえば、2 と入力すると、1 インチの線分の寸法は 2 インチとして表示されます。この値は、角度寸法、丸め値、プラスまたはマイナスの許容差値には適用されません。

[レイアウト寸法記入のみに適用]

計測値の尺度をレイアウト ビューポートで作成した寸法に対してのみ適用します。自動調整寸法ではない場合は、この設定はオフにしておく必要があります。(システム変数 DIMLFAC[長さの係数])

[0 省略表記]

数値の先頭と末尾の 0(ゼロ)、およびフィート-インチ表記での 0(ゼロ)の省略をコントロールします。(システム変数 DIMZIN[0 省略表記])

この 0 省略表記の設定値は、AutoLISP® rtos 関数および angtos 関数で実行する実数から文字列への変換にも影響します(AutoCAD LT には該当しません)。

[先頭]

十進表記の寸法値で、数値の先頭の 0(ゼロ)を省略して表記します。たとえば、0.50000 は、.5000 になります。[先頭]を選択すると、1 単位未満の寸法を、サブ単位を使用して表示できるようになります。

[サブ単位係数]

サブ単位に対する単位の乗数を設定します。長さが 1 単位未満の場合、サブ単位の寸法値を計算するために使用されます。たとえば 100 と入力し、接尾表記が m、サブ単位の接尾表記が cm と表示されるようにできます。

[サブ単位の接尾表記]

サブ単位の寸法値の接尾表記を指定します。文字を入力したりコントロール コードを使用して、特殊記号を表示できます。たとえば、.96m を 96cm と表示したい場合は、cm と入力します。

[末尾]

十進表記の寸法値で、数値の末尾の 0(ゼロ)を省略して表記します。たとえば、12.5000 は 12.5 に、30.0000 は 30 になります。

[0 フィート]

フィート-インチ表記の寸法値で 1 フィート未満の場合は、フィート部を省略して表記します。たとえば、0'-6 1/2" は 6 1/2" になります。

[0 インチ]

フィート-インチ表記の寸法値で、インチ部の端数がない場合は、インチ部を省略して表記します。たとえば、1'-0" は 1' になります。

[角度寸法]

角度寸法の現在の角度形式を表示および設定します。

[単位の形式]

角度の単位形式を設定します。(システム変数 DIMAUNIT[角度単位])

[精度]

角度寸法の小数点以下の桁数を設定します。(システム変数 DIMADEC[寸法角度精度])

[0 省略表記]

数値の先頭と末尾の 0(ゼロ)の省略をコントロールします。(システム変数 DIMAZIN[角度寸法 0 省略])

[先頭]

十進表記の角度寸法値で、数値の先頭の 0(ゼロ)を省略して表記します。たとえば、0.5000 は .5000 になります。

サブ単位として 1 単位未満の寸法を表示することもできます。

[末尾]

十進表記の角度寸法値で、数値の末尾の 0(ゼロ)を省略して表記します。たとえば、12.5000 は 12.5 に、30.0000 は 30 になります。

プレビュー

寸法スタイルの設定に行った変更の結果を示すサンプルの寸法イメージが表示されます。