概要 - 寸法の尺度を設定する

図面で寸法のサイズを指定することができます。寸法サイズをどのように設定するかは、図面のレイアウト方法と印刷方法によって異なります。

寸法尺度は、図面内のオブジェクトを基準にした寸法ジオメトリのサイズに影響します。また寸法尺度は、文字高さや矢印サイズなどのサイズと、寸法補助線起点オフセットなどのオフセットにも影響します。

これらのサイズやオフセットは、用紙上の実際のサイズを表す値に設定する必要があります。寸法尺度を設定しても、全体の尺度係数は、許容差または計測された長さ、座標、角度には適用されません。

注: レイアウト ビューポートに表示される寸法全体の尺度は、異尺度対応尺度を使用してコントロールできます。異尺度対応寸法を記入した場合、それらは現在の注釈尺度の設定に基づいて尺度が調整され、自動的に適切なサイズで表示されます。

寸法尺度の設定は、図面のレイアウト方法によって異なります。図面レイアウトでは次の 3 通りの方法を使用して寸法を記入します。

注: 自動調整寸法を使用して、ペーパー空間でモデル空間オブジェクトの寸法を記入する場合は、各ビューポートの表示尺度の寸法値は自動的に調整されます。この調整は DIMLFAC の現在の設定と組み合わされます。また、LIST[オブジェクト情報]コマンドでは、寸法スタイルの優先設定として報告されます。非自動調整寸法の場合は、DIMLFAC を手動で設定する必要があります。