線の太さは、グラフィカル オブジェクト、ハッチング、引出線、および結果的に線分がより太く、より暗くなる寸法ジオメトリに割り当てられるプロパティです。
「現在」の線の太さは、別の線の太さを現在にするまで、すべての新しいオブジェクトに割り当てられます。線の太さに対して明示的な値を設定する以外にも、線の太さを ByLayer または ByBlock に設定することもできます。
- 現在の線の太さが ByLayer に設定されている場合、オブジェクトは、現在の画層に割り当てられている線の太さで作成されます。
- 現在の線の太さが ByBlock に設定されている場合、オブジェクトは、ブロックにグループ化されるまでは、既定の線の太さの設定を使用して作成されます。ブロックを図面に挿入すると、そのブロックには現在の線の太さの設定が適用されます。
線の太さを表示する
線の太さは、図面内でオン/オフを切り替えることができます。モデル空間では、ペーパー空間レイアウトとは異なる形式で線の太さが表示されます。
- モデル空間では、値が 0 の線の太さは 1 ピクセルの幅で表示され、それ以外の線の太さでは比例したピクセル幅が使用されます。モデル空間内での線の太さの表示は、ズーム係数では変化しません。たとえば、4 ピクセルの幅で表される線の太さの値は、拡大ズームの倍率に関係なく、常に 4 ピクセルで表示されます。
- ペーパー空間レイアウトでは、線の太さは実際の単位で表示され、線の太さの表示はズーム係数によって変化します。
- 既定では、線の太さは、割り当てられている線の太さの値が示す実際の幅で印刷されます。
注:
- 1 ピクセルより大きい値の線の太さを使用していると、再作図時間は長くなります。パフォーマンスを最適化するには、ステータス バーで線の太さの表示をオフにします。この設定は、線の太さの印刷には影響しません。
- 寸法線と寸法補助線の線の太さも、[寸法スタイル管理]で別々にコントロールできます。
- たとえばプリント基板に使用するような固定幅の線分が必要な場合は、線の太さの代わりに幅のあるポリラインを使用します。
線の太さを印刷する
図面内の線の太さの印刷および尺度設定は、[印刷]ダイアログ ボックスまたは[ページ設定]ダイアログ ボックスでコントロールできます。また、線の太さのカスタム値を使用して図面内のオブジェクトを印刷することもできます。[印刷スタイル テーブル エディタ]を使用すると、線の太さの固定値を調整して新しい値で印刷することができます。
「印刷スタイル」(STYLESMANAGER[印刷スタイル管理])を使用して、線の太さのあるオブジェクトに別の結合部スタイルおよび端部スタイルを適用できます。これらのスタイルは、PREVIEW[印刷プレビュー]または PLOT[印刷]コマンドを使用した完全プレビューでのみ表示されます。