概要 - 注釈尺度

注釈尺度は、注釈オブジェクトの文字の高さまたは全体的な尺度を決めるために使用されます。

注釈尺度の計算に使用する方法は、オブジェクトがモデル空間とレイアウトのどちらに配置されているかによって異なります。

モデル空間の場合

注釈オブジェクトをモデル空間に作成した場合は、次の点を考慮する必要があります。

モデル空間の注釈オブジェクトの文字の高さまたは尺度は、固定の文字の高さに設定するか、オブジェクトに注釈尺度を割り当てて制御することができます。固定の文字の高さまたはオブジェクト尺度が適用された注釈オブジェクトは、現在の印刷またはビューポートの尺度に比例したサイズのままです。

注釈オブジェクトの[異尺度対応]プロパティを有効にすると、注釈オブジェクトの文字の高さまたは尺度は、現在の図面の注釈またはレイアウト ビューポートの尺度に基づいて、結果として自動的に同じサイズのままになるように調整されます。

レイアウトに直接の場合

レイアウトは通常 1:1 の尺度で印刷出力されるので、レイアウト上のペーパー空間に作成する注釈オブジェクトは、実サイズで作成します。たとえば、ペーパー空間に 1/8 インチの高さで作成された文字は、レイアウトを 1:1 以外の尺度で印刷出力しない限り、1/8 インチで出力されます。