概要 - オブジェクトを鏡像化する

指定した軸を中心にオブジェクトを反転し、軸に対称な鏡像イメージを作成できます。

対称軸と呼ばれる軸を中心にオブジェクトを反転して、鏡像イメージを作成します。この一時的な対称軸を指定するには、2 つの点を入力します。元のオブジェクトは、削除することも、そのまま残しておくこともできます。

既定では、文字、ハッチング、属性、属性定義を鏡像化すると、鏡像イメージの中では左右または上下に逆転されません。文字の位置合わせは鏡像化する前と同じになります。文字を反転する場合は、システム変数 MIRRTEXT を 1 に設定します。

MIRRTEXT の設定は、TEXT[文字記入]、ATTDEF[属性定義]、または MTEXT[マルチ テキスト]コマンドで作成された文字や、属性定義、変数属性に影響を与えます。挿入したブロックの一部である文字と定数属性は、ブロックが鏡像化されると、システム変数 MIRRTEXT の設定に関わらず反転されます。

システム変数 MIRRHATCH の設定は、GRADIENT[グラデーション]または HATCH[ハッチング]コマンドで作成されたハッチング オブジェクトに影響を与えます。ハッチング パターンの方向を鏡像化するかどうかをコントロールするには、システム変数 MIRRHATCH を使用します。

3D で鏡像を作成する(AutoCAD LT では使用できません)

MIRROR3D[3D 鏡像]コマンドを使用すると、指定した鏡像平面に沿ってオブジェクトの鏡像を作成できます。この鏡像平面は、次のいずれかになります。