現在の画層設定を 「画層状態」として保存し、後で画層を復元したり、他の図面に読み込むことができます。画層状態は、その画層状態を作成したときの既存の画層と画層設定のスナップショットのようなものです。
この例では、壁とドア以外のすべての画層を非表示にし、ドアの画層の色を変更しています。画層状態を使用すると、画層設定のセットを保存し、それらを簡単に切り替えることができます。
画層状態を復元するときに、すべての画層設定を復元したり、復元する画層設定を指定することができます。たとえば、図面内の画層のフリーズ/フリーズ解除の設定だけを復元し、画層状態に保存されているその他すべての設定を無視することを選択することができます。画層状態を復元するときに現在のビューポートがレイアウト ビューポートである場合、ビューポートのすべての優先設定は、そのレイアウト ビューポートに適用されます。
画層状態は、作成後に次のように変更することができます。
画層状態を作成、編集、名前変更、除去、復元するには、[画層状態管理]ダイアログ ボックスを使用します。
画層状態は、他の図面(DWG)、図面テンプレート(DWT)、標準仕様ファイル(DWS)から、作業中の図面に直接読み込むことができます。他のユーザと画層状態のみを共有する場合は、画層状態を画層状態(LAS)ファイルに書き出すことができます。次に、それらの画層状態を LAS ファイルから図面に読み込むことができます。
LMAN Express Tool を使用して作成した画層状態を読み込むことはできません。しかし、LMAN 画層状態を含む図面で[画層状態管理]ダイアログ ボックスを最初に開いたときに、LMAN 画層状態は自動的に AutoCAD 画層状態に変換されます。変換された後は、その画層状態を他の図面に読み込むことができます。