概要 - 光源のプロパティ

図面内のすべての光源には、一般プロパティと特定光源プロパティがあります。これらのプロパティは、光源の配置後に変更できます。

光源を選択すると、[プロパティ]パレットでその光源のプロパティを変更できます。

光源のプロパティは、次のカテゴリにグループ分けされています。

[一般]プロパティ

次のプロパティはすべての光源で共通です。

スポットライトのプロパティ: [ホットスポット]と[フォールオフ]

スポットライトの光が面にあたると、その中心領域が最も明るく、中心から離れるにしたがってだんだん暗くなります。

ホットスポット角度とフォールオフ角度の差が大きいほど、光線のエッジはソフトになります。ホットスポット角度とフォールオフ角度がほとんど等しい場合、光線のエッジはシャープになります。設定可能な値は、ともに 0 ~ 160 度です。[ホットスポット]と[フォールオフ]のグリップを使用して、これらの値を直接調整することもできます。

[フォトメトリック プロパティ]

フォトメトリック照明では、現実世界の光源を表現する照明を定義するための追加プロパティが提供されます。[フォトメトリック プロパティ]カテゴリ領域には、次のプロパティがあります。

選択した光源の種類が配光光源の場合、[フォトメトリック配光光源]と[配光光源オフセット]のサブカテゴリに追加のプロパティが提供されます。

[減衰]プロパティ(点光源とスポットライト)

距離に応じて、光源がどのように減衰するかをコントロールします。光源からオブジェクトが離れるほど、オブジェクトは暗く見えます。減衰の指定は、[なし]、[反比例方式]、または[逆二乗方式]に指定できます。すべてのフォトメトリック光源は、逆二乗減衰を使用し、光源の範囲の使用はサポートしていません。[減衰]カテゴリ領域の設定は、システム変数 LIGHTINGUNITS が 1 または 2 に設定されているときは無効になります。

注: AutoCAD 2016 ベースの製品から、すべての照明は逆二乗減衰を使用して計算されるようになりました。このオプションは、AutoCAD 2015 以前の AutoCAD ベースの製品との互換性を維持するために残されています。

標準光源の場合、次の減衰タイプを使用できます。

注: AutoCAD 2016 ベースの製品から、すべての標準光源がフォトメトリック光源として計算されるようになりました。シーン内のすべての標準光源をフォトメトリック光源に更新することをお勧めします。

標準光源の減衰をコントロールするもう 1 つの方法は、範囲を使用することです。範囲は、発光する場所と光が届かなくなる場所をコントロールするときに、クリップ平面のように動作します。範囲を使用すると、プログラムは光が実際に届かなくなる光源のレベルを計算する必要がなくなるため、パフォーマンスが向上します。

[ジオメトリ]プロパティ

光源の[ジオメトリ]プロパティは、光源の位置と光が放たれる方向を定義します。光源が指向性点光源、スポットライト、また配光光源の場合は、追加の目標位置プロパティを使用できます。光源の[目標]プロパティもオンまたはオフにできます。遠隔光源は、照射元ベクトル、照射先ベクトル、ソース ベクトルを使用して定義されます。