概要 - 計算機の変数を作成、使用する

[クイック計算]の[変数]領域には、計算機能の変数が格納され、必要に応じてアクセスできます。計算機能の変数は、定数または関数のいずれかです。

[変数]領域を使用して、計算機能の変数を定義、格納、取得できます。計算機能の変数は、定数(座標/ベクトル、実数、整数)または関数のいずれかです。[変数]領域では、次の操作を実行できます。

その他の操作は、[変数]領域のショートカット メニューから実行できます。

新しい計算機能の変数を作成する

[変数]領域のショートカット メニューを使用して、新しい計算機能の変数を作成できます。[変数の定義]ダイアログ ボックスで新しい計算機能の変数を定義しているときは、次の規則が適用されます。

グローバル定数を作成する

グローバル定数を作成するには、次のいずれかの方法を使用できます。

グローバル定数にアクセスする

グローバル定数にアクセスし、[クイック計算]の入力領域にその定数を渡すには、次のいずれかの操作を行います。

ウィンドウまたはダイアログ ボックスの文字または数値の入力ボックスでグローバル変数を使用するには、次の構文 =$variable_name を使用し、[End]キーを押します。たとえば、前述のグローバル変数 Phi を使用するには、=$Phi と入力して、[End]キーを押します。

注:

[クイック計算]では、ウィンドウまたはダイアログ ボックスの文字または数値の入力ボックスでグローバル変数名によって直接参照されるのは、定数のみです。

サンプル変数を使用する

簡単な計算機能の変数がいくつか事前定義されており、[サンプル変数]のカテゴリに格納されています。それらの変数は、CAL[ジオメトリック計算]関数と END[端点]スナップ モードを組み合わせたジオメトリ式です。次の表では、計算機能の[変数]領域で使用可能な定義済みの変数を説明しています。

フィールド

元の変数

説明

dee

dist(end,end)

2 つの端点間の距離を返します。

ille

ill(end,end,end)

4 つの端点で定義された 2 本の線分の交点を返します。

mee

(end+end)/2

2 つの端点間の中点を返します。

nee

nor(end,end)

XY 平面の単位ベクトルと 2 つの端点間の法線を返します。

rad

rad

選択した円、円弧、ポリライン円弧の半径を返します。

vee

vee(end,end)

2 つの端点のベクトルを返します。

vee1

vec1(end,end)

2 つの端点の単位ベクトルを返します。

これらの計算機能の変数は、簡単に修正でき、独自の変数も作成できます。詳細は、CAL[ジオメトリック計算]コマンドを参照してください。

変数をカテゴリごとに編成する

計算機能の変数を、[変数]領域の複数のカテゴリの領域で編成できます。その結果、1 レベルのツリー構造として表示されます。[サンプル変数]のカテゴリには、既に作成された関数がいくつか含まれています。

変数のカテゴリを作成、名前変更、削除するには、[変数]領域のショートカット メニューを使用します。