図面内のオブジェクトのポイント位置からジオメトリ情報を抽出することができます。
これらの各コマンドを使用するときには、オブジェクト同士の間隔が狭かったり、オブジェクトが重なっている可能性があるといった問題を解決するために、目的の領域を十分に拡大ズームすることをお勧めします。
MEASUREGEOM[ジオメトリ計測]コマンドには、距離、角度、半径の値、およびその他の各種計測値を報告するための各種のオプションがあります。
[クイック]オプション(既定のオプション)は特に便利で、マウスを 2D ジオメトリ オブジェクトの上、付近、間で動かすことにより、各種の距離や角度を動的に特定することができます。
図の左下隅に示されているように、オレンジ色の長方形は直角コーナーを示します。
囲まれた領域内をクリックすると、コマンド ウィンドウに面積と周長が表示されます。
既定のオプションを[クイック]ではなく、最後に使用したオプションにする場合は、MEASUREGEOM[ジオメトリ計測]の[モード(MO)]オプションを使用します。
オブジェクト スナップとともに DIST[距離計算]コマンドを使用すると、2 点間の距離と角度、座標の差異またはデルタなど、2 点の関係に関する幾何学的情報を取得することができます。この情報は、コマンド ウィンドウに表示されます。
オブジェクトスナップとともに ID[位置表示]コマンドを使用すると、オブジェクト上の指定した場所の X、Y、Z 座標を確認することができます。たとえば、このコマンドを使用して、2D 図面内のオブジェクト上の点の Z 座標値がゼロに設定されていないかどうかを確認することができます。この情報は、コマンド ウィンドウに表示されます。