コマンド ライン スイッチ リファレンス

この表では、プログラムのカスタム コマンド ライン起動で使用できるコマンド ライン スイッチを一覧表示します。

/b

スクリプト名

プログラム起動後に実行するスクリプトを指定します(b はバッチ処理を表します)。

スクリプト ファイルが[作業]フォルダにある場合、このセキュリティ対策が /six コマンド ライン スイッチを含めるまたはシステム変数 LEGACYCODESEARCH を 1 に設定することによって省略されていない限り、スクリプト ファイルへの完全パスが必要です。

スクリプトを使用して、新しい図面ファイルの図面パラメータを設定できます。ファイルの種類は SCR です。

/c

環境設定フォルダ

古い機能です。環境設定ファイルのフォルダの場所を指定します。このスイッチを設定しないと、実行フォルダが検索され、環境変数 ACADCFG が使用されます。

/ld

ARX と DBX アプリケーション

指定した ARX と DBX アプリケーションがロードされます。使用する形式は次のとおりです。

<パス><ファイル名>.ARX

パスまたはファイル名にスペースが含まれるときは、パスまたはファイル名をダブル クォーテーションで囲む必要があります。パスが含まれないときは、プログラム検索パスを使用します。

ARX ファイルと DBX ファイルにも、/b スイッチで説明したものと同じセキュリティ対策が適用されます。

/nohardware

ハードウェア アクセラレーションを無効にする

起動時にハードウェア アクセラレーションを無効にします。

/nologo

製品ロゴ画面を表示しない

起動時にロゴ画面を表示しないようにします。

/nossm

[シート セット マネージャ]パレットを表示しない

起動時に[シート セット マネージャ]パレットを表示しないようにします。

/p

プログラム起動時のユーザ定義レジストリ

プロファイル

プログラム起動時のユーザ定義レジストリ プロファイルを指定します。選択したプロファイルは、セッション中に[オプション]ダイアログ ボックスで他のプロファイルに変更しない限り、現在のプログラムのセッションにのみ有効です。

[オプション]ダイアログ ボックスの[プロファイル]タブで、プロファイルを作成したり、読み込むことができます。/p スイッチで指定できるのは、[オプション]ダイアログ ボックスにリストされるプロファイル名か、書き出されたプロファイル(ARG)ファイルのファイル名です。指定したプロファイルが存在しない場合は、現在のプロファイルが使用されます。

/pl

バックグラウンド印刷/パブリッシュ

図面セット記述(DSD)ファイルをバックグラウンドでパブリッシュします。使用する形式は次のとおりです。

<パス><図面セット記述ファイル>.DSD

/r

既定のシステム ポインティング デバイス

古い機能です。既定のシステム ポインティング デバイスを呼び出します。新しい環境設定ファイル(acad20xx.cfg)を作成し、以前の環境設定ファイルを acad20xx.bak という名前に変更します。

/s

サポート フォルダ

現在のフォルダ以外のサポート フォルダを指定します。図面サポート ファイルには、文字フォント、メニュー、AutoLISP ファイル、線種、ハッチング パターンなどがあります。パスで指定できるフォルダの最大数は 15 です。それぞれのフォルダ名は、セミコロンで区切ります。

/safemode

すべての実行可能コードを無効にする

現在のセッションで、すべての実行可能ファイルのロードおよび実行を禁止します。このスイッチは、悪意のある実行可能コードを停止して場所を突き止めるときに役立ちます。

注: Express Tools や一部の AutoCAD コマンド ツールも正常に機能しなくなるので、このスイッチは緊急時にのみ使用する必要があります。

/set

シート セット

名前の付いたシート セットを起動時にロードします。使用する形式は次のとおりです。

<パス><シート セット データ ファイル>.DST

/six

「作業」フォルダから実行

プログラムの「作業」フォルダで実行ファイルを検索できるようにします。作業フォルダは、プログラムのショートカット アイコンに指定されています。つまり、プログラムを起動するためにダブルクリックする DWG ファイルが含まれているフォルダです。

セキュリティ対策として、システム変数 LEGACYCODESEARCH を 1 に設定しない限り、作業フォルダと図面フォルダでは実行ファイルを検索することはできません。/six スイッチは、システム変数 LEGACYCODESEARCH が 0 (ゼロ)に設定されていても作業フォルダを検索できるようにする例外を提供します。

/t

テンプレート ファイル名

テンプレート図面または標準設定図面に基づいて新しい図面を作成します。ファイルの種類は DWT です。

/v

ビュー名

起動時に表示する、図面の特定のビューを指定します。

/w

既定のワークスペース

ロードされた CUIx ファイル内のワークスペースのうち、起動時に復元するものを指定します。