概要 - 距離、長さ、角度を指定する

オブジェクトを作成または移動する際、カーソルを移動して方向を指示し、次に距離を入力して点を指定することができます。

座標値を入力しないで線分の長さを指定するには、カーソルを移動して方向を示した後、最初の点からの距離を入力して、2 番目の点を指定することができます。[クイック計算]計算機またはコマンドライン計算機能(CAL)を使用して、計算された距離と点を入力することもできます。

複数の点を必要とするすべてのコマンドで、直接距離入力を使用して点を指定できます。直接距離入力は、直交モードまたは極トラッキングがオンになっている状態でカーソルが特定の角度にロックされている場合に、指定した長さと方向を持つ線分を描いたり、オブジェクトの移動やコピーをする効率的な方法です。

優先角度を指定する

優先角度を指定するには、コマンドで点の指定が要求されたときに角度の前に左不等号(<)を付けて入力します。以下に、線分の作成時に 30 度の優先角度を指定する例を示します。

コマンド: line

1 点目を指定: 線分の始点を指定します。

次の点を指定 または [元に戻す(U)]: <30

優先角度: 30

次の点を指定 または [元に戻す(U)]: 点を指定します。

指定した角度にカーソルがロックされ、グリッド スナップ、直交モード、PolarSnap より優先されます。ただし、座標とオブジェクト スナップは、優先角度よりも優先されます。